中央線が好きだ。web

JR東日本

お気に入りの本や書店がきっと見つかる! BOOKハンティング

BOOKハンティング イメージ

個性あふれる古書店や、店主のセレクトが際立つ書店など、
中央線沿線には、素通りできないオーラを放つ書店が点在している。
読書の秋、思い切って扉を開いてみよう。

運命の一冊がきっと潜んでいる!

取材・文=teamまめ(佐藤さゆり・松井一恵) 撮影=鈴木奈保子 オカダタカオ

音楽に、魔術、妖怪などサブカル系ザクザク

古書サンカクヤマ

こけし、仏像、ぬいぐるみなどがレジを侵食。すべて購入可能。

古書サンカクヤマ

一見、街に溶け込んだ普通の店構えだ。しかし、ひとたび入ると高円寺らしさが匂い立つ。「始めた頃、棚がスカスカで」と、店主の粟生田由布子(あわうだゆうこ)さんが玩具を並べると、地元からの本の買い取りとともに玩具も増え、今やレジは雑貨の山。「目に見えない世界が好き」と、本棚には敬愛する水木しげるを筆頭に、レトロホラー、魔術・伝説に力を注ぐ。かと思えば、80〜90年代のアイドルや洋楽のレコード・カセットも。その混沌に、目がくらむ。

見つけた!お宝BOOK

1994年『広告批評9』(マドラ出版/3,000円)は「オザケンの対談に加えて、橋本治のいやみな文学史が面白い!」

広告批評9 表紙
DATA

JR中央線高円寺駅北口から徒歩約6分。12時〜21時、水休。杉並区高円寺北3-44-24 ☎03・5364・9892

  • 古書サンカクヤマ北欧の妖精、トロール人形は「かわいすぎないのが、かわいいですよね」。
  • 古書サンカクヤマ手に取りやすい文庫本と並び、アイドルのレコードも。
※ウェブマガジンで紹介した書籍は絶版・廃刊などにより、お取り扱いがない場合がございます。

上記の情報は2019年11月現在のものです。※料金・営業時間・休園(館)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。

頁をめくるたび、ワクワクドキドキ

よもぎBOOKS

小さな子どもも手に取りやすい絵本棚。奥に子ども用の椅子もひとつあり。

よもぎBOOKS

表紙見せの絵本に目が吸い寄せられるが「絵本は半分ほど。随筆、詩歌も多いんですよ」と、店主の辰巳末由(まゆ)さん。真紅の装丁にドキドキしたり、仕掛けにワクワクしたり、手に取るたび、心躍る本の多いこと。基本は新刊だが、「時間を経たからこそ、作風が新しく感じられて」と、古書の買い取りや、委託本棚もあり。また、訪問客と縁がつながり、製本やパンのイベントなど、月一でユニークなワークショップの開催も。要チェックだ。

見つけた!お宝BOOK

西尾勝彦『のほほんと暮らす』(七月堂/1,650円)は、ふと日常を振り返りたくなる一冊。オリジナルコーヒー230円と一緒にゲット!

のほほんと暮らす
DATA

JR中央線三鷹駅南口から徒歩約10分。11時〜17時(土・日・祝は12時〜18時)、週に約2日不定休。三鷹市下連雀4-15-33 三鷹プラーザ日生三鷹マンション2F ☎050・6870・6057

  • よもぎBOOKS雑貨店のような佇まい。本を通じて誕生したオリジナルグッズも販売。
  • よもぎBOOKS「紙の可能性を感じる本が好きなんです」と、辰巳さん。
※ウェブマガジンで紹介した書籍は絶版・廃刊などにより、お取り扱いがない場合がございます。

上記の情報は2019年11月現在のものです。※料金・営業時間・休園(館)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。

夢うつつに、本の世界に迷い込む

Main Tent(メイン テント)

サルのシャンデリアが灯る店。本棚の隙間でロンドンのガス灯やオウムの尻尾にも出くわし、絵本のような世界へ誘われる。

Main Tent(メイン テント)

ライオンの親子やカラフルな鳥など、動物たちが水先案内人のごとく、本の狭間でお出迎え。ダンサーで、舞台演出家でもある店主の冨樫(とがし)チトさんは、私物で飾り立て、絵本の古書店を開業。書棚に国内外の作品が約4000冊も並ぶが、年に一度、チェコなど欧州に出かけて直感で500冊ほど仕入れる。原書の文字は読めずとも、挿絵から想像力が掻き立てられ、気付けば異次元へトリップ。店内にある不思議な絵は、妹とのユニット「よるのとびらをひらく方法」による作品。つい見入ってしまう。

見つけた!お宝BOOK

チェコのクヴィエタ・パツォウスカー『緑花鳥』(5,000円)と、旧チェコのインドジーフ・ノヴァーク絵の絵本原書(3,700円)。

緑花鳥とインドジーフ・ノヴァーク絵の絵本原書
DATA

JR中央線吉祥寺駅北口から徒歩約8分。10時30分~17時(土・日・祝は〜19時)、水休。武蔵野市吉祥寺本町2-7-3-102 ☎0422・27・6064

  • Main Tent(メイン テント)小太鼓も陳列棚。
  • Main Tent(メイン テント)摩天楼ハットが印象的なチトさんの肩にはネコのぬいぐるみ、ヨジゲンくんが。
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7.2坪をぐるぐると、家族で訪れる客も

おへそ書房

一コマ漫画のコーナー。「新旧、たまたま面白いのが揃いました」。

おへそ書房

国木田独歩にちなみ「独歩通り」と呼ばれる通りの、新しい古書店。木彫りのクマや「のらくろ」に微笑みかけられ、ほっこりする。絵本棚の突き当たりには、古い蔵で眠っていたような骨董本が鎮座し、振り返ると海外ミステリー。視点を上下左右に動かしつつ、何周しても発見が渦巻く空間だ。店主の小宮健太郎さんは、中央線沿線の書店で働いた経験を生かし、硬い本から軟らかい本まで、老若男女、誰もが楽しめる棚をこしらえている。

見つけた!お宝BOOK

Webでの参加型アートプロジェクトを書籍化した一冊。2007年に出版され話題に。『Learning To Love You More』(PRESTEL/2,600円)

Learning To Love You More
DATA

JR中央線武蔵境駅北口から徒歩約6分。11時〜21時、木休。武蔵野市境2-3-20 ☎0422・69・0722

  • おへそ書房一筆書きのようなシンボルマーク。
  • おへそ書房書き出しの1文のみを包装紙に綴った「覆面文庫」。書名、わかるだろうか?
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上記の情報は2019年11月現在のものです。※料金・営業時間・休園(館)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
中央線を渡り歩く行商の本屋さん
古本泡山

古本泡山

天然酵母のパンやお菓子、雑貨などが並ぶ国立の「ニチニチ日曜市」。その列に、思わず手を伸ばしたくなる絵本やアート本を発見! 本棚の主は、『古本泡山』のスギタモエルさん(右から2人目)。好きで収集していた古本が部屋にあふれて困っていた時、「ここで売ってみようと、行商の古本屋になりました」。毎月出店するうちに行商範囲が広がり、目下、沿線のイベントや『お酒と肴 くうふく』(国分寺)でも販売。中央線の本の目利きに、あなたもどこかで会えるかも!?

DATA

「ニチニチ日曜市」は、毎月第3日曜日、11時〜15時30分くらい。JR中央線国立駅南口から徒歩約3分。国立市東1-6-1(居酒屋ニチニチ内)。今後の予定は12月15日・2020年1月19日。
行商情報はTwitterにて→@furuhonawayama

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