武蔵野に網の目のように張り巡らされた玉川上水とその分水路。
かつては身近な生活用水路でしたが、残念ながら現代では埋め立て等により人々から忘れ去られてしまったものが多いようです。
この本には、1970年代当時に存在を確認できた全ての分水路の調査結果がまとめられています。
流路や構造がわかりやすく図解され、地元住民には昔懐かしい周辺地域の写真も多数掲載。発売から年数は経ているものの、類書はほかになく、玉川上水の歴史や文化に興味のある方には今なお貴重な1冊です。