野球ファンならずとも読んでいただきたい一冊。
指導者経験のない落合博満はなぜいきなり監督に就任したチームを優勝させ、常勝チームとすることができたのか。また、それにもかかわらず優勝を果たした年になぜ解任されたのか。
優勝の喜びを知り、監督退任後に監督への感謝を記す選手ですら「苦しかった」と語ったその時代の真実とは、また勝ち続けたにもかかわらず解任された真実とは。
熱くて、「不条理」な、心を鷲掴みにされるノンフィクションの傑作です。