レミーさんの素敵な小たんす。その一番下の引出しには、本来の役目が終わった、きれいな空き箱、空き瓶、かわいいリボンたちが入っています。そこに仕舞われた小さな箱は、自分の行く末を案じます。けれど小箱は、図らずも、胸ときめくストーリーを紡ぐことになるのでした。人や物を大切に想う気持ち、丁寧な暮らしがクラシカルな絵で描かれた素敵な1冊です。