【府中市】ロシア人が故郷の味と絶賛した料理を楽しめる「ロシアレストランペーチカ」

20年余の在ロシア生活で感じたその魅力を紹介
ボルシチ、きのこのつぼ焼きなど、本場仕込みの暖まるメニュー

京王線府中駅から3分程。マンションの2階に2019年5月にオープンしたロシアレストランペーチカ。

本格的なロシア料理をいただけると、東京在住のロシア人にも人気のお店です。店頭では大小のマトリョーシカが出迎えてくれ、店内のロシア産木材のテーブルには赤いナプキンとクッションが置かれ、暖かい雰囲気を作っています。

2階に見える赤い看板が目印

ロシアと言えばマトリョーシカ。国旗とともに出迎えてくれます

オーナーの前田奉司さんは商社マンとして5回にわたりのべ22年間ロシアに駐在し、50年以上ロシアの人たちと交流してきた経験を持っています。

ロシアとの出会いは中学時代の恩師に紹介されたロシア文学で、その後ロシア語を勉強するきっかけにもなったそうです。

旧ソビエト連邦時代は制限があった現地の人々との交流も、ソ連崩壊後は自由に行えるようになり、「そこでの経験で感じたロシアの魅力を料理を通して伝えたい」と思ったと当時の思いを話してくれました。

ロシアレストラン開店を具体的に考え始めた頃、前田さんが通うギター教室の講師から東京外国語大学が近く、外国の方も多い町であることから「府中にオープンしてみては?」とアドバイスがあり、この場所での開店となりました。

赤いナプキンがおしゃれなテーブル席

ランチはボルシチセット(1,320円)、きのこのつぼ焼きセット(1,650円)など4種類、ディナーコースはしらかばコース(4,400円)、トロイカコース(4,950円)などビーフストロガノフやピロシキ、つぼ焼きを組み合わせたメニューが4種類あります。

厨房ではロシア人シェフからその味を忠実に引き継いだ日本人シェフが腕を振るいます。ロシア料理の特徴は仕込みをしっかりすること。

そしてサワークリームや黒パンも手作りするなど、随所にこだわりを持っています。

ロシアで愛される「ありづかケーキ」。サクサクしたビスケット生地です

ロシアビールもスタンバイしています

料理だけでなく様々な形でお客様と交流ができたらという前田さんの思いから、店内では、前田さんと府中でのオープンのきっかけをくれたギター講師の2人による「ペーチカデュオミニコンサート」を月に2回ほど開催。生演奏のロシア民謡を楽しめます。

さらにテーブル席に沿った壁面をギャラリースペースとして展開。

これまでに、府中在住の作家とピアニストによるライブペインティングや、絵本作家の原画展など、活発な活動を展開しています。

壁面がさりげないアートスペースに

本場さながらの本格的な料理を提供するだけでなく、前田さんが現地で感じたロシア人の温かさやその文化を伝える「ロシアレストランペーチカ」。ぜひ異国の温もりを感じに訪れてみてください。

 

●●●DATA

ロシアレストランペーチカ 

住所/東京都府中市府中町2丁目6番1号 プラウド府中セントラル2F

営業時間/11:30~14:30(L.O.14:00)17:30-21:00

(現在は金・土のみ L.O.20:00

定休日/ 毎週水曜日

URL/http://bcj-ltd.com/pechka/

Instagram/https://www.instagram.com/pechka_fuchu/

Twitter/https://twitter.com/pechka_fuchu

Facebook/https://www.facebook.com/Pechka2019

 

2021/11/15

いいね! 2