西武線東村山駅東口から徒歩7分、都道129号・鷹の道の信号「東村山青色申告会前」の交差点が目印。街になじんだ欧風の建物に四つ葉のクローバーの看板が目を惹きます。
「お菓子屋heureux(ウルー)」の店名は、フランス語で「幸せ」の意です。その名の通りみんなが笑顔になれるようなお菓子作りを目指しています。
入り口を開け店内に入ってまず驚くのは、とにかくケーキの見た目が美しいこと! 大きなガラス扉から降り注ぐいっぱいの光が満ちて明るい店内に、15種類ほどのケーキと、10種類の焼き菓子が並びます。その繊細さとセンスがオーナーの人柄を物語っています。
「ウルー」がオープンしたのは、2008年4月。結婚を機に独立を決意した髙橋さんは、この地に住居兼店舗を構えることとなりました。
都内有名ホテルのフレンチレストランやいくつかのお店で経験を積んだ髙橋さん。レストラン経営などの選択肢も視野に悩んだ結果、同市内でケーキ屋さんを営んでいたご両親の勧めもあり、洋菓子店を開業することにしました。
そんな髙橋さんが創り出すお菓子が人気なのは、見た目の美しさだけでなく、その材料や製造方法にこだわるからこそ。
中でも「フルーツロール」は、シンプルだからこそ、実力が試される一品です。ふわふわ食感がたまらないスポンジを作り出す秘密のひとつは、小麦粉の厳選にあります。通常よりきめの細かい上質な小麦粉を使用することにより、滑らかでふわふわのスポンジになるそうです。
もちろんクリームにも秘密がありました。特製ブレンド生クリームにカスタードクリームを合わせ、上品なコクを生み出すように仕上げたオリジナル。たっぷり5種類のフルーツとの相性も抜群です。
また、もっちり濃厚なカスタードクリームが口いっぱいに広がる「シュークリーム」は間違いなしの定番商品です。“子供たちも大満足!”な食べ応えサイズで200円なのも人気の要因です。
お誕生日や記念日のお祝いに欠かせないのがホールケーキ。一番人気の「生クリームデコレーション」は、中にもイチゴがたっぷり挟み込まれています。その甘酸っぱさと上品な甘さの生クリームの調和に大人も子どもも大満足!
サクサククッキーの「ディアマン」は3種類の味が選べます。卵不使用なのでアレルギーのある人も安心です。「ディアマン」とは、フランス語で「ダイヤモンド」の意味です。クッキーの周りについたグラニュー糖がキラキラしている様子から、その名前がついたそうです。
そして選べるかわいいラッピングが、ちょっとしたプレゼントにぴったりと喜ばれています。好きな焼き菓子とラッピングを選んで自分だけのオリジナルギフトが出来上がり!「どれにしようとかな」と迷う時間も楽しみのひとつなのです。
焼き菓子の中でも「ヤミツキになる」と評判なのが、こちらの「ダルトワ」。ビスケット生地にクルミとアーモンドがぎっしり詰まったキャラメルをサンドしたもので、サクサク食感にナッツと上品な甘さのキャラメルが絶妙なハーモニーを奏でます。
最後に髙橋さんは「地元の人たちに支えられて続いているお店です」という感謝の言葉とともに、「皆さんそれぞれにひとつでもお気に入りの商品が見付かってくれたら嬉しいですね。これからもメニュー開発など努力を重ね、飽きの来ないお菓子作りを続けていきます」と話してくれました。
●●●DATA
お菓子屋 ウルー[heureux]
住所/東京都東村山市本町3丁目8-14
電話番号/042-316-7848
営業時間/10:00~19:00
定休日/木曜日 第2・第4水曜日
その他/各種クレジットカード、交通系電子マネー、Apple Pay、iD、QUICPay、PayPay、LINEPay使用可
2021/12/01