国分寺市西町弁天通り沿いにある「Pâtisserie ICHIRIN(パティスリーイチリン)」はオープンから12年、地元のお客さんに愛される人気の洋菓子店です。ところが今年の春からしばらく休業している期間があり「閉店してしまったのでは?」とお客さんから心配の声もありました。
しかしその後、店長を務めているシェフの武舎さんが、前オーナーと経営を交代することに。スタッフの顔ぶれやお店のスタイルを変えることなく、5月にリニューアルオープンしました。
新しくオーナーとなった武舎祐介さんは、製菓学校卒業後に川崎市の「パティスリーパーク」や春日部市の「パティスリー花」で修業。その後ICHIRINの初代シェフであった伊藤文明さんからのオファーを受け、オープニングスタッフとしてこちらで働き始め、現在に至ります。
また、同じくパティシエとして修業を積んだ経験のある、奥様の多恵さん。子育てで一旦現場を離れていましたが、リニューアルオープンを機に本格的に現場に復帰。仲間のスタッフと共にシェフを支えています。
ICHIRINの生菓子は、その見た目の美しさもさることながら、程よい甘さとバランスの良い食感が楽しめます。また種類の豊富さも特徴です。
さらにSDGsの観点から、なるべく無駄を出さないスイーツ作りを心がけているそう。
贈り物に最適な焼き菓子類が充実しているのも嬉しいポイント。ラッピングもおしゃれで種類が多いので、相手やシーンに合わせて選ぶことができます。
「リニューアル後もお客様に安心して来店してもらえるよう、ICHIRINの味を守りつつ、新しいことにもチャレンジしていきます」と武舎さん。
秋から冬にかけて一番人気の、栗スイーツは全部で3種類もあり、そのどれもが魅力的!
フランス産マロンクリームを使った「モンブラン」(530円・税込)、上品な甘さがたまらない「和栗のモンブラン」(640円・税込)。さらには栗を荒く裏ごしたクラムをまとった「シャモニー」(480円・税込)と、栗好きにはたまらない品揃えです。
「リニューアルから現在までの間、周りのたくさんの人たちに支えられた」。と話す武舎さんご夫婦。「これまで通り地域に愛されるお店を維持し、安心して食べてもらえる、手作りにこだわった本物の味を提供したいんです」、「大人から子供までおもわずニコニコ、時にはハッとするような感動のスイーツを作り続けたい」と再出発の意気込みを笑顔で語ってくださいました。
クリスマスケーキの予約も始まり、これからの季節もますます盛り上がりそうな予感の ICHIRIN。併設のカフェでのんびり過ごすのもおすすめですよ。
●●●DATA
Pâtisserie ICHIRIN(パティスリーイチリン)
住所/東京都国分寺市西町3丁目31−1
電話番号/042-505-5338
営業時間/10:00~19:00
定休日/毎週火曜日
Instagram/https://www.instagram.com/ichirin_kunitachi/
その他/専用駐車場あり
2021/11/26