西武新宿線・田無駅を降り武蔵境通りを南に進むと柳橋交差点が見えてきます。中田ベーカリーは、その交差点の手前にあるシェアキッチン「NEIGHBORS西東京」にて、今年6月より営業を開始しました。
店長の中田よし子さんは、もともとはサラリーマンとして10年ほど勤務していましたが、東日本大震災をきっかけに、パン屋さんの道へ。当時、幼かったご自身のお子さんのことも考え、会社勤めとは違う形で何か人の為になる事を発信したいと思ったとのこと。もともとパンが好きだったこともあり、パン作りを専門的に始めました。
まずは、スキルを身に付けるため店舗での修行をスタート。ベーグル店、大手チェーンのベーカリーストアや老舗のブーランジェリーの3店舗のお店で5年ほど働きながらパン作りの基礎や技術を学びました。
特に最後の代官山のヒルサイドパントリーではルヴァン酵母(自家製酵母)やクロワッサン、ハード系のパンなどを学んだことも中田さんのパン作りの基本になっています。
それと並行して、吉祥寺で2014年からパンのイベント『パンイチ!』を年4回ほど始めました。その後、コロナ禍で、イベントができる機会が減った事もあり、2022年6月に西東京市でお店をオープンする運びとなりました。
中田ベーカリーのオススメのパン・ベストスリーは、1.シナモンロール、2.きな粉ミルクロール、3.ドライフルーツとくるみパンの順とのこと。また、ドライトマトとオリーブのパンも人気です。
実際に、シナモンロールを味わってみるとシュガーとレーズンの甘みが凝縮され、柔らかすぎない生地の食感がたまりません。
さらに人気の、ドライトマトとオリーブのパンをいただくことに。こちらも素材の特長が活かされ、ハード系なのにソフトな食感が楽しめます。
また丁度いい甘さとふわふわすぎない絶妙な生地が評判のあんパンも、温かみのある味わいで、それぞれの商品がオリジナリティーのある優しい味に仕上がっています。
中田ベーカリーに訪れて感じたことは、パンの種類が豊富で、多くのお客さんにパンを美味しく食べてもらいたい想いに溢れていること。週3日間の営業期間中は毎日、2〜30種類のパンを焼いています。
「柔らかいパンが好き、またはベーグルのようなパンがお好きな方もいますし、ハード系パンが好きな方など、お客様の好みは様々ですので、少しでも皆さんに満足いただければと思っていますし、小さいお子様が安心して食べられる商品もにも提供したいと考えています」と中田さん。
「秋にはかぼちゃのパン、冬にはほうれん草を練り込んだパンなど季節感も織り混ぜ、また夏にはトマトを練りこんだ生地もご用意しました。お子様がパンをおやつとして召し上がったときに、お野菜が摂れたらと思い商品にしました」とも話してくれました。
これからも中田ベーカリーは、地域の人々の心を癒すような心のこもったあったか〜いパンを焼き続けます。ぜひ足を運んでみてください。
●●●DATA
中田ベーカリー(NEIGHBORS西東京にて営業)
営業時間/毎週木〜土の10:00〜18:00
所在地/東京都西東京市新町1-13-10(Mat troさん左隣)
アクセス/JR中央線/西武多摩川線「武蔵境駅」徒歩約19分、または西武新宿線「田無駅」徒歩約20分。バス利用の際は、西武バス・関東バスにて「柳橋バス停」下車、徒歩1〜2分
休日/月曜日(月曜が祝日の場合翌日休み)
ブログ/https://ameblo.jp/n-bakery/
Instagram/https://www.instagram.com/kamehamepa/
Twitter/https://twitter.com/kamehamepa
2022/11/17