国立極地研究所「南極・北極科学館」は、南極や北極で行われている観測や研究が勉強できる施設です。まず入口のところで、昭和基地付近から採取した5億年前の蜂の巣状に風化した大きな岩石に出会えます。この施設では、南極観測で使用していたものや今現在使用しているものの実物が展示してあり、そしてなんと、実物の隕石や南極の氷に触ることができます!
ひと言でいえば、南極は「大陸」で、北極は「海」。南極は、氷の大陸。氷の一番ぶ厚い所はなんと約4,900m!。富士山がすっぽり入ってしまいます。南極は、北極より寒く、南極点では夏でもマイナス40℃、冬はマイナス70℃にもなります。北極点は海に張った氷の上にあります。南極との大きな違いは北極は人間の生活圏にとても近いということかもしれません。北極に領土を持つ国は8カ国もあります。
見どころのひとつに全天ドーム型のオーロラシアターがあります。研究用のオリジナルデータを使用しここでしか見られない貴重なオーロラを見ることができます!
TACHIHIオーロラシアターでは、直径4mの全天ドームスクリーンに、南極や北極圏で観測したフルカラーのオーロラ映像をその場で見ているような臨場感のあるムービーとして上映します。全天をダイナミックに乱舞するオーロラの不思議さを体感してください。
いま、地球には温暖化をはじめ、さまざまな問題が起こっています。極地の環境変化は、地球全体に影響します。南極や北極を知ることは地球環境を知ることでもあります。
南極や北極のことを大人も子供も楽しくここで勉強しましょう。地球の未来のために!
※データは2024年4月1日に更新しています。
●●●DATA
国立極地研究所 南極・北極科学館
所在地/東京都立川市緑町10-3
TEL/042-512-0910
営業時間/10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日/日曜日・月曜日・祝日・第3火曜日・夏季休業日・年末年始
入館料/無料
URL/https://www.nipr.ac.jp/science-museum/
2023/03/30