【立川市】南極や北極での観測や研究を学びに 国立極地研究所「南極・北極科学館」に行こう!

【立川市】南極や北極での観測や研究を学びに 国立極地研究所「南極・北極科学館」に行こう!
大型雪上車の展示も

雪上車の横には第1次南極地域観測隊(1956~1958年)が使用した犬橇の展示も

国立極地研究所「南極・北極科学館」は、南極や北極で行われている観測や研究が勉強できる施設です。まず入口のところで、昭和基地付近から採取した5億年前の蜂の巣状に風化した大きな岩石に出会えます。この施設では、南極観測で使用していたものや今現在使用しているものの実物が展示してあり、そしてなんと、実物の隕石や南極の氷に触ることができます!

氷床深層掘削ドリル

入口に展示されている南極で採取した岩石

観測隊が持ち帰ってきた南極の氷も展示

南極と北極の違いは?

ひと言でいえば、南極は「大陸」で、北極は「海」。南極は、氷の大陸。氷の一番ぶ厚い所はなんと約4,900m!。富士山がすっぽり入ってしまいます。南極は、北極より寒く、南極点では夏でもマイナス40℃、冬はマイナス70℃にもなります。北極点は海に張った氷の上にあります。南極との大きな違いは北極は人間の生活圏にとても近いということかもしれません。北極に領土を持つ国は8カ国もあります。

入口の床には南極と北極の地図。ここを踏みしめながら中へ入ります

地質調査で採取された南極の石

見どころのひとつに全天ドーム型のオーロラシアターがあります。研究用のオリジナルデータを使用しここでしか見られない貴重なオーロラを見ることができます!

TACHIHIオーロラシアターでは、直径4mの全天ドームスクリーンに、南極や北極圏で観測したフルカラーのオーロラ映像をその場で見ているような臨場感のあるムービーとして上映します。全天をダイナミックに乱舞するオーロラの不思議さを体感してください。

1957年の国際地球観測年から現在も使われているHES地震計

歴代の観測船の模型

南極や北極での極地観測は地球の未来のため!

いま、地球には温暖化をはじめ、さまざまな問題が起こっています。極地の環境変化は、地球全体に影響します。南極や北極を知ることは地球環境を知ることでもあります。

南極や北極のことを大人も子供も楽しくここで勉強しましょう。地球の未来のために!

北極と言えばシロクマ。大きなシロクマのはく製も展示

 

●●●DATA

国立極地研究所 南極・北極科学館

所在地/東京都立川市緑町10-3

TEL/042-512-0910

営業時間/10:00~17:00

休館日/日曜日・月曜日・祝日・第3火曜日

入館料/無料

URL/https://www.nipr.ac.jp/science-museum/

 

2023/03/30

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