癒しと季節を楽しむ、東京西エリア 青梅線・五日市線の旅

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途中下車してでも立ち寄りたい ベーカリー特集

途中下車してでも立ち寄りたい ベーカリー特集
2019/09/21

青梅線・五日市線沿線には個性的なベーカリーがいっぱい。秋の行楽ついでに、立ち寄ってみませんか。

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青梅線沿線のベーカリー
二俣尾 Futamatao

素材にこだわった天然酵母パンが人気

noco(ノコ) BAKERY&CAFE

 青梅はかつて織物で栄えた地域で、布団生地などの夜具地を織るノコギリ屋根の工場が点在していました。

 青梅の山懐に抱かれた「noco BAKERY&CAFE」は、青梅夜具地の織物工場をリノベーションした、懐かしく温かみのある空間。併設のカフェで、香り高いコーヒーとともに、焼きたてパンやサンドイッチを味わうことができます。

内装はデザイナーのご主人との手作り。センスよく、落ち着いた雰囲気です

もっちりしていてトーストするとサックリ香ばしい、小麦の風味豊かなパンドミ320円(税別)

 店主の佐藤えり奈さんが毎日、夜明け前に起きて作っているのは、自然発酵種「ルヴァンリキッド」を使った天然酵母パン。北海道産の小麦粉・ゆめちから、北海道・よつ葉乳業のバターやチーズ、国産きび糖など、こだわりの素材で作った天然酵母パンは風味と香りがよく、しっとりした味わいです。

「ブリオッシュのキッシュ」2個 290円(税別)

  • 「季節野菜のピッツァ」350円(税別)。卵も野菜もキノコも地場産を使用

  • ローストしたくるみとレーズンがたっぷり入った「レーズンくるみパン」

  • バターの香り豊かなクランブルをのせて焼いた「バナナとクリームチーズのブリオッシュ」

  • チョコチップがたくさん入った「ヴィエノワーズショコラ」

店主 佐藤 えり奈さん
「安全安心な素材にこだわって作ったパンやサンドイッチを、香り高いコーヒーと共にお召し上がりください」

noco(ノコ) BAKERY&CAFE

JR二俣尾駅から徒歩約15分またはJR青梅駅から吉野行きバス「奥多摩橋」下車、徒歩約2分 11:00~16:00 火・水曜定休

☎0428-27-5456

「noco BAKERY & CAFE」もスタンプポイント!
青梅線girlsとりっぷスタンプラリー

青梅線エリア(立川・昭島・福生・羽村・青梅市)の店舗に設置した15のスタンプポイントから、1〜2個のスタンプを集めて応募すると抽選で素敵な賞品をプレゼント。

A賞 5名様

〈2店舗スタンプ〉びゅう商品券10,000円分

B賞 30名様

〈1店舗スタンプ〉「ことりっぷ立川・福生・青梅 昭島・羽村」

詳しくは青梅線エリア女子旅推進委員会事務局(福生市役所シティセールス推進課内)
☎042-551-1740(平日8:30〜17:15)

河辺 Kabe

看板商品は豆乳食パンとライ麦パン

ベーカリー 麦の芽

 青梅市総合体育館前の大通りに面したビルの1階にある「ベーカリー 麦の芽」。店主の杉本学さんは4軒のパン屋さんで修業を積み、2013年に同店をオープンさせました。

 「素材の味を生かしたシンプルなパン」が麦の芽の特徴。時間をかけてじっくり発酵させて作ったパンは食べた瞬間、小麦の甘みと香りが口中にふわっと広がります。

ライ麦パン3種。左から「フィグノア」334円(税別)、「レザンオランジェ」278円(税別)、「カンパーニュノア」158円(税別) ※ライ麦パンの販売は土~火曜限定

  • 枝豆とチーズがよく合う「枝豆チーズエピ」

  • シュガーバターを塗って、こおばしく焼いた「ラスク」

  • チョコレートを混ぜ込んだ「チョコレートスコーン」

  • 一番人気の「豆乳食パン」

パリッとしたフランスパンにマスタードを効かせたウインナーがよく合う「ウインナーフランス」

店主 杉本 学さん
「香りがよく程よい噛みごたえの豆乳食パンと、仕込みに3日かけて作るライ麦パンをぜひご賞味ください」

ベーカリー 麦の芽

JR河辺駅から徒歩約3分。青梅市総合体育館はす向かい
10:00〜18:00 木曜&第1・3水曜定休

☎0428-25-0127

羽村 Hamura

リッチなクリームパンやクロワッサンに行列

パン屋 クレメル

一番人気のクリームパン150円(税別)、バターの風味豊かなクロワッサン140円(税別)、狭山茶のミルクフランス230円(税別)

 白い壁に青色のドア。ヨーロッパの一軒家のような外観の「クレメル」は、羽村市生涯学習センターゆとろぎに近い、住宅街の一角にあります。店内にはイートインスペースがあり、焼きたてのパンをその場で食べることができます。

 店主の大久保渉さんはドイツで2年間修業した経験を持つパン職人。毎日食べても飽きのこないパン作りを目指しています。

焼きたての香り豊かなパンがずらりと並んだ店内

店の奥には落ち着いた雰囲気のイートインスペースがあります

 クレメルの一番人気は那須御養卵を使用し、濃厚クリームがリッチな気分を誘う「クリームパン」です。国産、カナダ産など3種類の小麦粉を独自に配合して作ったこだわりの「クロワッサン」はバターの風味が豊かで、外はサクサク、中はしっとり。午前中で売り切れるほどの人気です。

  • デニッシュコーナー

  • ハード系の惣菜パン

  • 牛肉たっぷり、ちょっとスパイシーな「カレーパン」

  • 4種類の粉をブレンドしたバゲット

店主 大久保 渉さん
「ドイツパンはライ麦50%、70%、100%のものを作っています。本場仕込みの味をお楽しみください」

パン屋 クレメル

JR羽村駅東口から徒歩約10分
7:00〜18:00 月曜&第2・4・5日曜定休

☎042-578-0907

東青梅 Higashi-Ome

昔懐かしい味、コッペパンが大人気

火打屋本店

昔の味を守っているコッペパン100円(税別)。希望すれば餡、ジャム等を塗ってくれます。160円〜250円(税別)

 火打屋本店の創業は明治10年。火打鍛冶屋として創業し、団子や饅頭の製造販売を経て、戦後すぐからパン屋として営業してきました。

 和菓子屋からパン屋に転換した頃のパンの主流はコッペパン。それから60年以上コッペパンを作り続け、今も変わらぬ味を守り続けています。

レトロな雰囲気の店内

チョコチップがたっぷり入った「チョコチップブレッド」

 時間をかけて寝かせた生地からできるコッペパンは、もっちりとした噛み応えのある味。昔から変わらないその味を求めて、遠方から買いに来る客もいます。

 こだわりの餡を包んだ酒饅頭やベーグルも人気です。

  • コーヒー味の餡が入った「コーヒーあんパン」

  • 餡がおいしいと評判の「酒饅頭」

  • せんべい類も販売

  • 昭和の時代を思い出させる懐かしいお菓子も並ぶ

店長 藤谷 恭子さん
「一番人気は餡&マーガリンを塗ったコッペパン。餡は北海道産小豆を使い、渋抜きを丁寧に繰り返して作っています」

火打屋本店

JR東青梅駅南口から徒歩約3分。青梅街道沿い
9:00〜18:30 日・祝日定休

☎0428-22-2483

五日市線沿線のベーカリー
秋川 Akigawa

旨味たっぷり「秋川牛カレーパン」が一番人気

パンの家 あ・ら・もーど

 JR五日市線秋川駅北口のロータリー沿いにある「パンの家 あ・ら・もーど」の一番人気は「秋川牛カレーパン」。沢山の野菜と果物、地元の秋川牛をじっくり煮込んだカレーがたっぷり入った逸品です。2番人気は多摩で生産された東京牛乳で炊き上げた自家製カスタードと生カスタードを包み込んだ「ダブルクリームパン」。3番人気は「明太フランス」です。

カリッとした食感で旨味たっぷりの「秋川牛カレーパン」200円(税別)

 「パンの家 あ・ら・もーど」は、おいしいパンを作るために材料、生地、焼き方にこだわっています。パンの原料となる小麦粉は北海道産をはじめ、数種類の小麦粉を使い分け、パンの種類によって配合する小麦粉の割合を変えているそうです。

 酵母の力を最大限に引き出すには温度管理が重要です。そこで、練りこむ時の水の温度や寝かせる時の生地の温度に気をつけているほか、寝かせる時間も外気の温度によって変えています。

 パンの種類によって窯を使い分けるなど、焼き方にもさまざまな工夫を凝らしています。

  • 種類が豊富な調理パン。昼時は多くの客で賑わいます

  • クッキー生地を使い、サクサクした歯ごたえのメロンパン

  • 2種類のクリームを包み込んだ「ダブルクリームパン」

  • 老舗ふくやの明太子を使用した「明太フランス」

店主 野田 満由樹さん
「手作りのパンを気持ちよくお買い求めいただけるよう、温かい接客をめざして日々頑張っています」

パンの家 あ・ら・もーど

JR秋川駅北口ロータリー沿い 8:00〜20:00 木曜定休

☎042-550-6505

武蔵五日市 Musashi-Itukaichi

地元食材を活かしたパニーニ登場

do-mo factory blan.co(ドーモ・ファクトリー・ブランコ)

地場野菜もたっぷりの「鮎チョビと生ハムのパニーニ」463円(税別)

 今秋、JR武蔵五日市駅高架下にオープンしたdo-mo factory blan.co(ドーモ ファクトリー ブランコ)は、地元食材の加工工場兼テイクアウトの店。店舗の内装には多摩産材がふんだんに使われています。

多摩産材を使用したテーブルやイスが置かれ、木の香りで癒やされます

 2階はイートインスペースで、ブランコも設置されていて遊び心も満載。秋川の天然アユを独自製法した鮎チョビや地場野菜などを使ったオリジナルのパニーニが楽しめます。ドリンク類は「あじさい茶」、「あじさい茶のバテレクラフトビール」、「デニスの自家焙煎コーヒー」などが用意されています。

 「あじさい茶ミルクのソフトクリーム」「鮎の自家製ポテトチップ」なども楽しめます。

鮎のふりかけをまぶしたおにぎりと鮎チョビのネギ味噌おにぎりをセットにした「鮎おにぎりセット」。「あじさい茶」がよく合います

  • 「あじさい茶ミルクのソフトクリーム」

  • 自家製ソーダ類

店長 上村 幸太郎さん
「多摩産材に囲まれた木の香り漂う店内で、五日市の魅力あふれる新名物をぜひ味わってみてください」

do-mo factory blan.co(ドーモ・ファクトリー・ブランコ)

JR武蔵五日市駅改札を出て左、すぐ
平日 8:00〜17:00 土日祝 8:00〜18:00 月曜定休

☎080-5055-1926

武蔵五日市 Musashi-Itukaichi

優しい味のパンと店主の人柄に癒される

レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ

黒米、黒ゴマ、キヌアなどが入った「雑穀食パン」370円(税込)

 JR武蔵五日市駅から檜原村へ向かう檜原街道。同街道の五日市出張所入口の信号を左折し、1本目の路地を左折して少し進むと、右手にオレンジ色の外観のベーカリーがあります。

 店主の鈴木規夫さんは早期退職してパンと焼き菓子づくりの修業を積んだ後、自宅の庭に店舗を建てて2007年に「レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ」をオープンさせました。お客さまとのコミュニケーションを大切にしているという鈴木さん。気さくで飾らない人柄が同店のファンを増やしています。

焼きたてパンが並ぶアットホームな雰囲気の店内

コロネやチーズたっぷりの「チーズチーズ」など、菓子パン類も人気です

 「レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ」の人気商品は、優しい味の雑穀パンや蜂蜜入りのハニーブレッド。地元・あきる野市盆堀(ぼんぼり)地区の柚子を使用したフィナンシェやパウンドケーキも好評です。

  • カスタードクリームの上にオレンジピールをのせた「デニッシュ」

  • フィナンシェは「ゆず」「抹茶」「プレーン」の3種類

店主 鈴木 規夫さん
「紅葉を見に秋川渓谷へいらしたらぜひお立ち寄りください。地元の人しか知らない穴場をお教えします」

レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ

JR武蔵五日市駅から徒歩約10分
10:00〜13:00 15:00〜18:00 月・火曜定休

☎042-596-1258

このページの情報は特に記載のない限り2019年9月現在のものです。●料金、営業時間、定休日などは変更になる場合がありますので事前にご確認ください。●交通機関・徒歩などの所要時間は目安です。●掲載の写真・マップ・イラスト等はすべてイメージです。●イベントは内容・期間などが変更される場合がありますので事前にご確認ください。●紅葉の見頃は気象状況に左右されますので、お楽しみいただけない場合もございます。●掲載されている価格は2019年9月末までの価格です。消費税率改正に伴い2019年10月1日より変更となる場合がございます。