中央道・調布ICより車で約5分、京王線・調布駅や中央線・三鷹駅からバスでアクセスできる「神代植物公園」。武蔵野の面影が残る園内で、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができ、現在は約4,800種類、10万本・株の樹木が植えられています。
園内は、ばら園、つつじ園、うめ園、はぎ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロックに分かれていて、1年を通じて花や緑を楽しむことができます。
神代植物公園の最大の注目は「ばら園」。1961年の開園当初からある歴史あるばら園は、主に現代バラが見られる整形式沈床庭園の本園、野生種・オールドローズ園、国際ばらコンクール花壇の3つに大きく分けられ、400種類・5,200株のバラが植栽されています。
バラの花言葉は「愛」と「美」。その美しさは『花の女王』とも呼ばれています。芳醇な香りに包まれたばら園は一見の価値があります。
2016年(平成28年)5月には大温室がリニューアルオープンしました。ここには珍しい熱帯の植物が集められ、彩り鮮やかな花々を鑑賞できます。
大温室は、食虫植物のウツボカズラ、子供が乗れる位大きなパラグライオニバスなど、まさしく熱帯雨林の中にいる気分を味わえます。また、乾燥地帯のサボテンの奇妙な姿も見ることができます。
大温室前に建つ洗練されたフォルムのカリヨンも魅力的で、インスタ映えするフォトスポットにもなっています。
その他にも広大な敷地の公園内には、見どころが盛り沢山。クヌギ、コナラ、イヌシデ、エゴノキ、アカマツなどが茂る典型的な武蔵野の雑木林を有し、春の芽立ちから冬木立まで、季節ごとの移り変わりに趣を味わえます。
大きな芝生広場では思いっきり子供たちが走り回れ、軽食や休憩のできるお店やお土産物店もあり終日楽しめます。
また、古くから伝わる日本の園芸植物の品種の保存や植物・園芸に関する催しや展示会を開くなど、都民の緑に対する関心を高める役割も担っています。
ゆったりとした広い園内で、植物と触れ合いながら、四季の移り変わりを間近に感じてみて下さい。
●●●DATA
神代植物公園
住所/調布市深大寺元町5-31-10
URL/https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/
TEL/042-483-2300
営業時間/9:30~17:00(入園は16:00まで)
休園日/毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)
入園料/大人500円 65歳以上250円 中学生200円、小学生以下、及び都内在住・在学の中学生は無料
2022/05/25