【八王子市】多様な人が集まる八王子の食堂『茶に花』

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八王子市

旬の野菜を味わう農家の食卓！

八王子駅北口より徒歩15分程、いちょうホール通りの八王子大横郵便局の路地を曲がると「食堂茶に花」が左手に見えてきます。

日差しを沢山取り込める大きな窓が特徴で、スタイリッシュな一軒家風の外観が印象的です。周囲は閑静な住宅街で、庭にはベンチやブランコが置かれ、周りの雰囲気に溶け込んでいます。

スロープを上がってお店に入ると明るいカウンターから店長の朋子さんが「こんにちは」と笑顔で迎えてくれます。

茶に花は、2020年に就労支援施設ピッコロパッソによって「人々が行き交う場所を作りたい」という想いからオープンしました。

2012年頃、朋子さんはレストランで働いていて、実家が農家だったこともあり、自然栽培の野菜を自ら育てたいと農家を始めたばかりでした。

そこで野菜の販売をしている中で、初代店主夫妻の協力で野菜販売やイベントを行う機会がありました。それが茶に花との出会いです。

その後、初代店主が茶に花の経営を譲渡することになり、依頼先を探すことに。

その際に子供達向けの「野菜の絵を書こう」というイベントで、初代店主より依頼を受け引き受けることになりました。

その後、営業を続けますがコロナ禍によってお酒の提供ができず、営業時間が限られ苦労をします。しかしお店を開けていると次第に近隣の1人暮らしの方などが来店してくれるようになり、朋子さんはそんな皆さんを見て、“少しでも元気を与えられるような食卓”のような身近なお店になればいいなと思い始めます。そんな思いから今では週替わりで「季節の定食」を提供し、人気となっています。

2階にはボックス席やお子様向けの席もあり、グループでの来店も安心。さらに、同建物内に就労継続支援所PiccoloPassoがあり、スタッフが店内清掃やおもちゃの除菌、併設するコインランドリーPashakaraのメンテナンスも行なっています。そのため建物内はいつも清潔で安心できる空間となっています。

また、店内でのお食事だけでなく、テイクアウトやお弁当も注文が可能です。定番のおつまみから日替わりメニューまで豊富なメニューが揃っていますので、お気軽に問い合わせてみてください。お好みやアレルギー対応にも応えてくれます。

ご自宅でお食事をする機会が多い中、ご飯がすすむお惣菜や、美味しいおやつなどをテイクアウトするのもいいですね。

最後に朋子さんは「地元の旬を味わい、身も心も元気になるお店を目指しています。“いつも季節の野菜がおいしく食べられる”とお客さまから嬉しい声をもいただいています」と話してくれました。飲食業を始めて10周年を迎え、今後は場所にこだわらず、野菜にこだわった食事作りや、料理教室を行うなど、食をトータルで楽しんでもらえるようなプランも検討中です。「食べることを通して、より多くのみなさんに元気になってもらえたらと思います」とも話してくれました。

旬を楽しむ豊かさを、ぜひ身近で感じてみてくださいね。