多摩川と浅川、湧水あふれる台地、加えて自然豊かな丘陵を有する日野市は、東京都のほぼ中央、都心から約35kmに位置しています。JR中央線と京王線が平行に走り、これらを結ぶ多摩モノレールも通っているため、主要駅（JR中央線「日野駅」「豊田駅」、京王線・多摩モノレール「高幡不動駅」）をはじめ、複数の路線駅が利用できることから、交通が非常に便利です。交通至便。首都圏のベッドタウンとして約19万人が暮らしています。

 

また日野市は、新選組副長・土方歳三や六番隊長・井上源三郎が生まれ育った「新選組のふるさと」としても有名です。土方のいとこで、名主の佐藤彦五郎の屋敷（日野宿本陣）ほか、所縁の史跡が残されています。

さらに「高幡不動尊」「日野八坂神社」といった古刹、「多摩動物公園」「京王れーるランド」、ドラマ人気のロケ地などがあり、散策やレジャーで訪れる人も少なくありません。

もうひとつの舞台「多摩市」は、東京都心から電車で約30分の距離にありながら、春には梅や桜が花を付け、緑豊かで歴史的な名所旧跡も数多く点在する街です。主要駅の京王線「聖蹟桜ヶ丘」、京王相模原線「京王多摩センター駅」・小田急多摩線「小田急多摩センター駅」周辺には大型の複合商業施設があり、ショッピングも便利。暮らしやすいエリアとして、人気を集めています。

 

また、屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」でも知られ、「ハローキティにあえる街」として、子どもを中心に多くの観光客が足を運んでいます。さらにのびのび遊べる大型公園、アニメ「耳をすませば」のモデル地なども有名。歴史あるアニメ制作会社「日本アニメーション株式会社」も同市にあります。

日野市と多摩市では、現在、市内のロケ地や観光スポットを巡るスタンプラリー「ひの・たまデジタルスタンプラリー」を開催しています（～2022年11月30日（水）まで）。これは「ひの・たま観光連携事業」の一環で、チェックポイント全16か所のスタンプを集めると、抽選でプレゼントが当たるというものです。

 

「ひの・たま観光連携事業」の始まりは、平成29年（2017年）、映画「一週間フレンズ。」において、日野市と多摩市がそれぞれロケ地となったことがきっかけです。両市共同でロケ地マップを作成した縁から本事業が発足。平成30年（2018年）からの5か年事業として、日野市と多摩市が連携し、両市の地域資源コンテンツを活用し、魅力を発信しています。

東京都内では、日々、ドラマや映画、アニメなどが制作され、各地で撮影が行われています。ロケ地になったことがきっかけで、有名になるスポットも少なくありません。また、熱心なファンが、舞台となった土地や建物などを訪問する「聖地巡礼」も盛んだといいます。

多摩地区も同様で、たくさんの映像作品に、様ざまな観光地やスポットが使われています。近年では、各市町村が「フィルムコミッション」「ロケーションサービス」といったロケ撮影支援団体（団体によって異なるが、主に映画やドラマ、CMなどのロケ地に関する情報提供、エキストラやロケ弁の手配、撮影のサポートなどを行う）を設置。地域の知名度向上、観光客の増加につながる地域活性化を目的に活動しています。

各市のラリースポットはこちら

○日野市

・高幡不動尊　・京王百草園　・日野宿本陣　・新選組のふるさと歴史館

・府中四谷橋　・日野中央公園　・かしまだい公園　・ふれあい橋

○多摩市

・パルテノン多摩　・パルテノン大通り　・多摩中央公園　・防人見返りの峠

・一本杉公園　・メタセコイア通り　・奈良原公園　・落合団地商店街

「ひの・たまデジタルスタンプラリー」への参加費は無料（移動に必要な交通費は自己負担）。参加するには、まず「furari」をダウンロード。アプリを起動して「公開中」のタブより「ひの・たまデジタルスタンプラリー」を選択。「参加する」ボタンを押し、「スタンプカード」に表示が切り替わったら、参加設定完了です。

 

スタンプを獲得する方法ですが、スタンプカードに表示されているラリーポイントでfurariアプリを起動。スタンプカードから取得したいチェックポイントを選んだら、「スタンプ取得」→「GPS」のボタンをクリック。スタンプ取得完了となります。

日野市・多摩市内のロケ地・観光スポットに設定された全16カ所のチェックポイントを巡り、すべてのスタンプを集めると賞品（「ひの・たまセット」）の当たる抽選に応募できます。

 

○ひの・たまセット：10名

・京王プラザホテル　バウムクーヘン

・nikoブローチ

・新選組六番隊ブレンドコーヒー

・新選組のふるさと歴史館「誠」サコッシュ

・新選組「局中法度」タオルハンカチ

・土方歳三うどん

 

また、参加特典として「ひの・たまクーポン」も配布（人数制限・日時指定あり）しています。

 

住んでいても知らなかったスポットが存在することも多く、新発見があるのもスタンプラリーの面白さ。散策が趣味、アニメ・ドラマファン、歴史愛好家はもちろん、誰でも気軽に参加できますので、ぜひお出かけください。