梅雨が明け、暑さが本格化し始める頃に旬を迎えるブルーベリー。
ジャムやヨーグルト、冷凍など身近に味わえるフルーツですが、摘みたてのブルーベリーはみずみずしく、甘さと爽やかな酸味があり、全く別物のような美味しさ。
低い木に実がなるので小さなお子様が手摘みを楽しめるのも魅力。家族で出かけるおすすめの観光スポットです。
日野市の百草と多摩市の聖蹟桜ヶ丘の間に位置する「石坂ファームハウス」は、この里山でなんと500年近くも続く農家。こちらに残る家系図を見ると、小田原城落城で移り住んだ人の記録があるそう!
石坂ファームハウスの田んぼ、畑、雑木林では、お米に野菜、果物、お茶に養蜂まで様々なものを育て、自給自足の暮らしを営んでいます。
そして自然と共に工夫を凝らして歩む農家の暮らしを、楽しみながら後世へつなぐ取り組みをしています。現在も住居として使用している古民家には、古い農具や今もなお現役の井戸などがあり、農家の暮らしを垣間見られます。
石坂ファームハウスのブルーベリー摘みは7月中旬~8月下旬(予定)に行われています。
朝の6時から11時まで予約不要で体験できます。(月・木・雨天時休み)
古民家から田んぼのあぜ道を抜け、小高い丘の上にある緑豊かな農園でブルーベリーの摘み採りを楽しめます。太陽の光をたっぶり浴び、ふかふかの土、きれいな空気の中で育つ大自然の恩恵を受けた美味しいブルーベリーです。
現在ボランティアの方と共に、主に畑を切り盛りしているのは亜紀さん。お母様の昌子さんが1年を通じて農家の四季を楽しみながら体験できる「自然の恵みを楽しむ会」を始めたのは30年近く前のことです。
減少している都市農地で、単にレジャーとしてではなく四季と共に自然の中で体験できる場を提供したいとはじめられたそう。こうした取り組みは農水省からも表彰されるほどです。
「ブルーベリーをきっかけに、農家の暮らしに興味を持ってもらえたら」と亜紀さんは話します。
「収穫体験は人気ですが、収穫するまでの様々な苦労や手間、工夫、豊作を願う行事などを知れるのが魅力。どのように育ち、実るのかを見ていくと驚きと感動が生まれると思います。」とも話してくれました。
他にも新茶摘みや、野菜のオーナー、薪で大豆を煮るところから始める麦みそづくりなど様々なイベントが随時ブログで告知されています。
農業を丸ごと体験できる貴重な場に、ぜひ訪れてみてください。
●●●DATA
石坂ファームハウス
所在地/東京都日野市百草672-1
営業時間/時期によって変更あり
休日/月・木・雨天時 ※時期やイベントによって変更あり
電話番号/090-2910-6506
URL/http://ishizaka-farm-house.com/index.html
https://blog.goo.ne.jp/ishizakafarmhouse
駐車場/10台
体験イベントの情報はブログでご確認ください。事前予約が必要なものなどもあります。
2021/07/19