【小平市】くらしとガスの関わりを紹介する歴史博物館『ガスミュージアム』

【小平市】くらしとガスの関わりを紹介する歴史博物館『ガスミュージアム』
色鮮やかな赤レンガの洋館
「明かりを灯すことからくらしの熱源へ」そのガスの歴史を知る!

小平市の新青梅街道沿い、花小金井駅や東久留米駅からバスでアクセスできるガスミュージアム。ここは、日本のガスの事業の歴史及びくらしとガスのかかわりを紹介する歴史博物館です。

明治のはじめにガス灯が灯って以来、台所やお風呂・暖房などいつも私たちのくらしと共にあったガスの歴史を赤レンガの洋館の「ガス灯館」と「くらし館」でゆっくり楽しめます。

また地域の人々の文化的交流の場として各種イベント等を定期的に開催していて、現在は「桜が彩る東京風景展」(3月27日まで)と題した桜の花が彩る華やかな東京の街と人々の風景の錦絵を展示しています。

ウェストミンスターのガス灯の複製

趣きあるレンガ造りの建物に囲まれた中庭は緑の芝生が鮮やか。そこに歴史を感じさせるガス灯優しい明かりを灯しています。

東京ガス本郷出張所(明治42年建築)を移設復元した「ガス灯館」には、ガス灯の誕生と普及事業、ガス灯とともに歩んだ人々のくらしが紹介されています。

「くらし館」は東京ガス千住工場計量器室(明治45年建築)を移設復元したもの。150年にわたるくらしとガスのかかわりを、当時のガス器具やガスの広告を通してその歴史に触れることができます。

「点消方」のはっぴや装備品

1874年(明治7年)金杉橋~京橋間に初めてともった東京のガス灯。次第に一般家庭でも使われるようになり人々のくらしに大きな変化をもたらしました。

明治時代を通して近代東京を照らし続けたガス事業も、次第にその座を電灯にゆずり、ガスは熱源としての利用へと姿を変えていきました。

ガス灯館内には、明治時代実際に使われたガス灯展示と、ガス灯の点灯実演も実施されています。

明治時代に使われた、さまざまな種類の本物のガス灯を展示

再現されたガス灯による、点灯実演も見ることができます

1872年(明治5年)横浜のガス灯設置で産声をあげた我が国のガス事業は、その後照明から熱源へと利用目的を変え、日本の近代化と共に発展し今日に至っています。「くらし館」では、明治から令和へと150年以上にわたる歴史を通して、人々がガスとどのようにかかわってきたかを知ることができます。

人々とガスの関わりがわかる「くらし館」

映画のあのシーンで見たガス器具、懐かしのテレビドラマで垣間見られる台所の風景を、ぜひこのミュージアムで体感してみてください。ガス灯が灯す明かりのように暖かい郷愁に心さそわれます。

ぜひゆっくりとノスタルジックな思いに浸りながら、見学してみてください。

昭和10年代の台所風景

昭和40年代の台所風景

英国製ガスレンジ

分離式ガスオーブン

ガス冷蔵庫、ガス釜の展示も

●●●DATA

ガスミュージアム

住所/東京都小平市大沼町4-31-25

URL/https://www.gasmuseum.jp/

TEL/042-342-1715

営業時間/10:00 〜 17:00

定休日/月曜日、年末年始(月曜日が祝日および振替休日の場合は翌日が休館)

入場料/無料

駐車場/30台(無料)

 

2022/03/14

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