【町田市】歴史・自然・文化に触れ合える憩いの場「小野路宿里山交流館」

【町田市】歴史・自然・文化に触れ合える憩いの場「小野路宿里山交流館」
多摩丘陵の原風景を残す小野路地域の観光拠点!

周辺に野津田公園、薬師池公園や町田リス園などがある、町田市北部の小野路地区にある「小野路宿里山交流館」。

この施設は江戸時代、小野路宿にあった旅籠・旧「角屋」を改修した建物を利用した、小野路の歴史・自然・文化にふれあう拠点施設。また、地域の里山等を散策する人が気軽に利用できる休憩施設として整備されたものです。

 

江戸時代の旅籠の風情を感じながら、誰もがのんびりと過ごせる憩いの場所となっています。

風情のある小野路宿の入口に里山交流館はあります

落ち着いた佇まいの中庭

小野路は、大和王権の時代より、国府のあった厚木と府中を結ぶ道筋でした。鎌倉時代には、「いざ鎌倉」に備え、武士団が通る軍事道が小野路を通っていました。

 

江戸時代には、徳川家康の遺骨を久能山から東照宮に運ぶ御成道が小野路を通過しており、のちにこの道は大山詣りの大山道の一部となり、宿場として栄えました。幕末には新選組の近藤勇や土方歳三武術の出稽古に通っていた歴史ある道です。(※館内パネルより抜粋)

昭和4年前後に建設された長屋門

旧「角屋」の主屋は、大正14年に上棟され関東大震災で倒壊を免れた2階建て寄棟の建物と、その後増築された平屋建ての建物との、2つの違った構造の建物からできていました。

 

大きく張り出した主屋の軒先は、神社仏閣等の建築に使われている桔木(はねぎ)構造が用いられています。改修に際しては既存の構造形式を踏襲し、その構造が見えるように再生させています。また、日本古来の材料「柿渋」に墨汁を混ぜて木材を塗装し、昔懐かしい雰囲気を醸しだしています。

昭和4年7月に建設された土蔵

また主屋には、飲食ができる交流スペースと物販スペースが設けられていて、小野路産の地粉を100%使用したうどんが人気メニュー。里山コロッケや土日限定の里山まんじゅうもおすすめです。

その他、新鮮な野菜や地元の特産品も販売されていますので、手に取ってみてください。

交流スペースにて小野路うどんやコーヒー等の飲食の提供をしています

地元産の野菜、果物が並びます

小野路の味が楽しめるほか花や工芸品も販売しています

小野路周辺は緑がいっぱいで歴史あふれるスポットです。周辺の見所の情報がこの交流館に集まっていますので、散策の拠点にもぴったりです。

江戸の風情を味わいながらのんびり歩くと新たな発見もあり、より楽しめます。ぜひ立ち寄ってみてください。

 

●●●DATA

小野路宿里山交流館

所在地/東京都町田市小野路町888-1

URL/https://www.city.machida.tokyo.jp/kanko/miru_aso/satoyamakoryukan/

電話番号/042-860-4835

営業時間/午前9時から午後5時まで

休日/12月29日から1月3日

 

2022/12/13

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