西武新宿線・田無駅北口から徒歩2分、細い路地に飲食店が立ち並ぶ一角に「中華そば 西の」はあります。大きな木の看板が目を惹く入り口と白を貴重にしたモダンな店構えが印象的で、2019年2月にオープンしました。
今回は 「中華そば 西の」の店長西野さんと、一緒にお店を切り盛りする奥さまの佳美さんにお話を聞きましたので、インタビューにてお届けします!
ーーラーメン屋を始めようと思ったきっかけは何ですか?
西野さん
小学校のころ、夢は板前だったんです。母親が割烹店をやっていたこともあったので、飲食店は身近な存在でしたし、料理を作ることも好きでした。大人になってからその夢はしばらく忘れてしまって、会社員として働いていたのですが、30代になって夢にチャレンジしてみたくなったんです。
ラーメンが好きだったので、会社を辞めてラーメン屋で働きました。9年ほど働き、店長も務めてノウハウを習得しました。
ーー会社員から転身する際に周囲から反対の声などはありましたか?
西野さん
子どもが生まれたばかりのタイミングだったので、まわりからはめちゃくちゃ反対されました(笑)。
ーー佳美さんはどう思っていましたか?
佳美さん
飲食店をやりたいという話は前々から聞いていたので、どこかで心の準備はできていました。反対しても無駄だとわかっていたし、やるといったらやる性格なので……。
ーーお二人で覚悟を決めてこの世界にチャレンジしたんですね
西野さん
はい。覚悟を決めないとやれないと思ったので、次の仕事が決まっているわけでもなく、会社を辞めました。幸いなことに、ラーメン屋の仕事がすぐ見つかって修行はできましたが、自分の店の物件はなかなか見つからずに、独立までに9年かかってしまいました。ここの建物はもともと飲食店ではなかったので、1からの店舗作りは大変でした。
ーー「西の」のこだわりポイントを教えてください。
西野さん
無添加、国産素材にこだわっています。
子どもが生まれて体のことを考えるようになって、化学調味料は使いたくないと思ったんです。
でも無添加はとても大変なんですよ。素材の味で勝負しなければいけないので、素材もこだわった結果、国産を使用しています。
無添加でしっかり満足できるラーメンを作るのは苦労しました。
佳美さん
あっさりとした中にもしっかりコクを感じるスープは、背油が浮かないよう、丁寧に処理しています。胃にもたれにくいとお客さまからも好評です。
西野さん
ラーメン食べたあとにのどが渇くのも嫌だなと思っていたので、化学調味料や塩分、油分が多いもの作りたくないと思ったんですよね。
のどが乾かないラーメンにするっていうのは、けっこうこだわったポイントだと思います。
食べた後の感覚も大切にしたいと思って作っています。
ーー麺へのこだわりを教えてください
西野さん
自家製麺を2階で製造しています。国産の粉を厳選し、ラーメン用とつけ麺用の2種類作っ
ています。1食分ずつ手もみして、手間をかけたちぢれ麺なんです。
ラーメンを作る中で一番大変な作業が麺作りです。朝5時から仕込みをします。
ーーそれでは最後に、今後の展望や目標があれば教えてください
西野さん
もっとたくさんの方に「西の」のラーメンを食べてほしいです。子どもからお年寄りまで罪悪感なく食べられる、安心の無添加ラーメンを知ってもらいたいと思います。
こだわりは素材だけでなく、手法にも。例えば、長ネギのカットは機械ではなくすべて包丁で手作業。お二人が手間暇かけて丁寧に作り上げています。
舌に乗せた瞬間からとろけてしまうチャーシューは、脂っこくなくいくらでも食べれるおいしさです。味玉はとろりと濃厚で、しっかりと味が染みています。
特製中華そば(950円)のほかに、中華そば(750円)・肉中華そば(1,050円)・辛味中華ぞば(800円)・つけ麺(特製、辛味、肉つけ麺もあり 780円~)があります。
スープを飲み干しても体にやさしい「西の」のラーメン。ぜひご家族で食べに行ってみてはいかがでしょうか。
●●●DATA
中華そば 西の
所在地/東京都西東京市田無町4-26-3
営業時間/11:00〜16:00、18:00〜21:00
定休日/年中無休(臨時休業有り)
電話番号/042-449-7524
URL/https://chyukasoba-nisino.owst.jp/
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その他/新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、営業時間は変更する場合があります。最新情報は直接店舗にお問合せください。
2021/09/01