府中市
1年の半分が過ぎる6月、人々は古から身を清めたりお祓いを受けたりして、これからも無事に過ごせるように祈ってきました。各地の神社で半年ごとに行われる大祓いは、6月は夏越の祓、12月は年越しの祓と呼ばれ茅の輪くぐりをすることでも知られています。茅の輪は人がくぐるものから車のお祓い用の大きなものまであります。
5月、府中市のケヤキ並木が新緑の季節を迎えます。正式には「馬場大門のケヤキ並木」と言い、桜通りから甲州街道を渡り大國魂神社まで続く約500mの並木です。その起源については、源頼義・頼家が奥州征伐の途中に戦勝を祈願し、凱旋時に1000本の苗木を寄付したことや、徳川家康が江戸幕府を開いたことを祝して寄進した馬場に植樹をしたなど諸説あるようです。
府中市押立地区のどんど焼きは都内最大規模と言われるもので、いつごろ始まったかは不明で、一時途絶えていた時期もありますが現在に引き継がれているようです。
新年を迎える前の11月の酉の日は「おおとり」という名前の神社の例祭で、各地の神社では縁起物の熊手を売る店が出て賑わいます。