多摩六都科学館は、小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市の5市で運営している科学館です。5市なのになぜ「多摩六都」なのかと言うと、西東京市は2001年まで、田無市と保谷市に分かれていて、設立当時は6市で運営していたから。西東京市の新青梅街道から少し入った場所にあり、西武新宿線・花小金井駅から徒歩かバス、また同線・田無駅からもバスが運行しています。
ここには、ギネスに認定されたプラネタリウムもあり、子供から大人まで幅広い世代が楽しめると評判の科学館です。
そして何よりの特徴は、見るだけでなく体を動かしたり手で触れたりすることを通して科学が学べること。「体験型ミュージアム」なので、色々学べてたくさん遊べます!
多摩六都科学館は、地域住民をはじめとする様々な⽅々に向けて、誰もが科学を楽しみ、⾃分たちの世界をもっと知りたいと思える、多様な「学びの場」を作りあげることを目的にしています。そして活動の幅を拡げ、皆さんをつなぎ「地域づくり」に貢献することを目指しています。
館内は、5つの展示室をメインに様々な科学を体験し学ぶことができます。
「チャレンジの部屋」は、頭と体を使って「科学する」ことに挑戦する部屋。スペースシャトル「エンデバー号」の実物大模型(頭部)が圧巻です。宇宙のことから、身近な道具がどんな元素でできているのかを調べるレジカウンターや光の三原色を確かめる展示など、体験しながら楽しく学べます。
「からだの部屋」は、人体の骨格・筋肉・内臓・血液・神経が分かる模型があったり、人間や動物の体のつくりを再発見する部屋です。聴覚・視覚・触覚・臭覚など体のあらゆる機能を感じて知ることができます。
「しくみの部屋」は、時計や楽器など身近な機械のメカニズムや、電気・水などのインフラの仕組みを知ることができます。発電について学べるコーナーもあり、自転車を漕ぐと街のミニチュアに電気を送れる器具で発電の仕組みを知れるなど、学習の機会も得られます。
「自然の部屋」では、武蔵野に生息している生物などが展示されています。チョウやハチ、トンボやクワガタなど昆虫の標本がいっぱい!標本だけでなく、なかには生体展示をしている生物も見ることができます!
そして最後に「地球の部屋」。こちらは化石や鉱物、地層など地球の活動と繋がりについて学べます。
ぜひここで見たいのが、武蔵野台地の立体地形模型です。眺めてみると青梅から東京湾までの地形をひと目で見ることができます。
何よりの見どころは世界最大級の大きさ直径27.5mを誇るプラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」。専門のスタッフによるライブ解説で季節ごとに移り変わる星々や星座のお話を分かり易く解説してくれます。
1億4000万個を超える星々を映し出す投映機「CHIRONⅡ(ケイロンⅡ)」は、最も多くの星を投映するプラネタリウムとして世界一に認定されています。これにより、奥行き感のあるリアルな星空が見られるほか、微細な星の輝きが夜空に広がる様を見ることができます。
公式ホームページに上映スケジュールや2ヶ月毎の番組ガイドが載っているので、お出かけ前にぜひチェックしてみてください。
ミュージアムショップも必見で、知育おもちゃや本、星座盤や実験グッズなど、科学に関するグッズが幅広く揃っています。大人もついつい買いたくなる魅力的な商品が並んでいますのでゆっくり眺めてみてください。館内のカフェには食事やスイーツも充実していて終日楽しめます。
子供も大人も好奇心がそそられる体験型ミュージアムで、ぜひ知的なひと時を過ごしてみて下さい。
●●●DATA
多摩六都科学館
住所/東京都西東京市芝久保町5-10-64
URL/https://www.tamarokuto.or.jp/
TEL/042-469-6100
営業時間/9:30~17:00
定休日/月曜日(祝日及び振替休日は開館し、翌日休館)、祝日の翌日、
年末年始ほかメンテナンスのための休館あり
入館料/大人:520円 小人:210円(プラネタリウムは別料金)
2022/04/11