青梅市
修行する山伏の入峰の儀式が発祥と伝わる日の出祭。その名は日の出とともに行われたことに由来するといわれます。祭りは5月7日の宵宮から始まります。神様を白い布の絹垣で覆い御岳平に設けられた御旅所まで闇の中を厳かに進みます。そして翌8日、出発の神事を行った後、神職、猿田彦命、白丁、鎧武者、神輿、稚児そして参列者など約100名からなる長い行列が宿坊の点在する集落を通って神社を目指します。
3月、雛祭りの季節です。古くは人形(ヒトガタ)に穢れを移して流していた人形を、お祓い後にしまってまた来年飾るように変わっていったひな人形。 青梅市の津雲邸では、毎年「雛まつり展」と称して昭和初期から戦後にかけて衆議院議員の職にあった津雲國利氏のコレクションを展示公開しています。最も古いものは「有職雛」と呼ばれる公家の風俗を忠実に縮小した雛人形で、江戸時代後期のものと伝わっています。
各地の地名にはいろいろな由来があります。織った布を税の一つ「調」として納めたとされることから「調布」となったり、平な土地が広がっていることから「小平」と名付けられたり、と様々です。東京都北西部に位置する青梅市の「青梅」はどこから来たのでしょう。