燦燦と降り注ぐ真夏の太陽に似合う花といえば、何といってもヒマワリ。漢字では「向日葵」とか「日廻り」、「日回り」と表記されることもあります。これは、ヒマワリが成長して蕾を付ける頃まで、太陽の動きを追うように回ることから名づけられたようです。
ヒマワリは英語で「Sunflower(サンフラワー)」、フランス語では「Soleil(ソレイル)」。どちらも「太陽」を表す言葉で、まさにヒマワリは“太陽の花”といえるでしょう。夏の青空を背景に黄色い大きな花が力強く咲いているのを見ると、元気とパワーをもらえます。
武蔵村山市緑が丘、新青梅街道の南側に位置する「ひまわりガーデン武蔵村山」では7月下旬から8月上旬にかけて約10万本のヒマワリが咲き誇り、毎年2万人もの人が訪れます。
ここは都営村山団地建て替え事業のために空き地となっていた土地で、不法投棄や土ぼこりなどの問題を解消しようと、武蔵村山市が東京都から借り受け、市民の協力を得て2011年にひまわりガーデンを開園しました。約2.4ヘクタールの広さに、草丈が2mにもなる大輪のロシアやハイブリッドサンフラワー、赤茶色の花が咲くルビーエクリプス、八重咲の東北八重など7種類のヒマワリが次々と咲きます。
園内には花を観賞するための「ひまわり迷路」が作られ、身近に見ることができます。見晴台も用意されており、台に上がるとひまわり畑の全景が見られます。また、ハート形に植えられたヒマワリが見られる撮影スポット「きゅんとするスポット」も。園内にはゴーヤのトンネルもあり、中に入れば日差しを避けることができます。
2022年の開園は7月23日(土)~8月14日(日)を予定。東京都への返還期限を迎えるため、今年が最後のひまわりガーデンになります。8月6日(土)には灯ろうに絵を描くイベントが開催され、11日(木・祝)には畑に並べた灯ろうに明かりをともす「灯ろうナイト」が予定されています。また、8月13日(土)と14日(日)には入園者が自分の好きなヒマワリを切って持ち帰れる「切り花プレゼント」も予定されています。
●DATA
住所/東京都武蔵村山市緑が丘1460
開園期間/7月23日(土)~8月14日(日)9時~17時、「灯ろうナイト」は8月11日(木・祝)17時~20時、雨天中止
入園料/無料
駐車場/有・有料(1台300円)
アクセス/多摩モノレール「上北台」駅から徒歩約10分、
またはJR立川駅北口から立川バス・村山団地行き、「団地西」バス停下車
ホームページ/https://www.city.musashimurayama.lg.jp/kankou/spots/himawari/