-
30種1万株のアジサイが梅雨の季節を彩る
府中市郷土の森博物館(府中市)梅の名所として知られる府中市郷土の森博物館は、梅雨の季節になると約1万株のアジサイが咲いて、園内を青、紫、白、ピンク色に彩ります。 アジサイの原産地は日本。自生のガクアジサイが原種でこれがヨーロッパに渡り、品種改良されて逆輸入されたそうで... -
田んぼを埋め尽くす色鮮やかなチューリップ
【根がらみ前水田(羽村市)】桜の名所、羽村堰。ソメイヨシノの花びらが散り、玉川上水の水面をピンク色に染める頃、多摩川の土手を上流に向かってのんびり10分ほど歩いていくと、色鮮やかな原色の世界が目に飛び込んできます。ここは「根がらみ前水田」。60種類、約35万本のチューリ... -
約20万株のカタクリが可憐に咲き誇る
【さやま花多来里の郷(瑞穂町)】早春の野山を薄紫色に彩る花、カタクリ。細長い花びらを大きく広げて下向きに咲く姿は可憐で、そよ風に揺られる姿はまるでバレリーナが舞っているように見えます。 春の日差しを浴びて一斉に咲き誇ります カタクリは春先にいち早く花を咲かせ、他の植物が... -
水辺の春を彩る満開の桜
【根川緑道(立川市)】春の訪れとともに花開く「桜(サクラ)」は日本人にとって特別な花と言ってもよいでしょう。暗く寒い冬が過ぎて暖かい光が注ぐようになると人々は「桜はいつ咲くだろう」とソワソワし始めます。そして満開を迎えると、今度は「いつ散ってしまうのだろう」... -
趣き深い日本庭園で
香り豊かな梅花を愛でる
【京王百草園(日野市)】早春を彩る香り豊かな梅の花。「お花見」というと、現代人はまず桜の花見を思い浮かべますが、古の奈良の都の花見は梅の花見が主流だったそうです。茅葺屋根によく似あう梅の花はいかにも日本的な花ですが、実は中国から伝来したもの。一説には遣唐使が日... -
真冬の寒さに耐えながら
甘い香りを漂わせて咲くロウバイ
【府中市郷土の森博物館(府中市)】ほか咲く花の数が一年で最も少なくなる真冬。冷たい風に身を縮こませながら歩いていると、どこからか甘い香りが漂ってくることがあります。辺りを見回すと、細い枝に繊細なロウ細工のような黄色い花を見つけて、心がほっこりします。 この花はロウバイで、江戸... -
植物に託した
万葉人の心が偲ばれる
【武蔵國分寺 万葉植物園(国分寺市)】奈良時代末期に編纂された日本最古の和歌集「万葉集」には天皇、貴族から防人、農民など様々な身分の人々が詠んだ歌、約4500首が収められています。万葉の時代は人々が自然とともに生きていた時代。万葉歌人は草木に託して愛しさや悲しさなど、その心を和... -
秋空に鮮やかに映える
500万本ものコスモス
【国営昭和記念公園(立川市)】秋の野原に咲く花の代表といえば「コスモス」。細い茎の先に付けたピンクや白の花びらを秋風に揺らして咲くその姿は可憐でどことなく儚(はかな)げです。叙情豊かで、いかにも日本的なイメージですが、原産地はメキシコ。幕末の頃、ヨーロッパを通じて日... -
真っ赤に燃えるように咲く
約20万本のヒガンバナ(曼殊沙華)
【府中市郷土の森博物館(府中市)ほか】猛暑から解放されて初秋のさわやかな風が吹き始める頃、田んぼのあぜ道や土手沿いにポツンポツンと咲く真っ赤な花に、思わず目が留まることがあります。 秋のお彼岸の頃に咲く「ヒガンバナ」。別名を「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ぶこの花は、何て... -
涼風さわやかな天空に咲く
5万株のレンゲショウマ
【御岳山・富士峰園地(青梅市)】御岳山は標高が929mあり、涼風さわやかな別天地。ケーブルカーを降りて2分ほど歩くと、全国でも珍しいレンゲショウマの群生地があります。その富士峰園地は広さが約3万平方メールあり、約5万株もが自生しています。 レンゲショウマは太平洋側の山地の落...
12