「全国新酒鑑評会4年連続金賞の酒を味わいたい」
「八王子にゆかりのあるお酒を楽しみたい」
「酒造りの経験と知識に裏打ちされた酒を楽しみたい」
「小澤酒造場」はこんな方におすすめです。
甲州街道の宿場町として栄えた八王子で、多様化する日本の食文化と共存しながら、伝統を守り日本酒の本道を歩んできました。
今から約30年前には、全国新酒鑑評会で4年連続金賞を受賞しており、その根底には「正しくこだわる」という理念があります。
1926年、大正15年創業の小澤酒造場。その名の通り、先に紹介した青梅市の小澤酒造の分家筋です。
代表銘柄は「桑乃都」。
八王子は古くから養蚕や織物の産地として知られ、蚕の餌となる桑畑が広がっていました。八王子城を築城した北条氏照も、「蚕かう桑の都の青あらし 市のかりやに騒ぐもろ人」と歌を残しており、これを受け「桑乃都」と命名されています。
高尾山での節分会の鏡開きや、もみじ祭りでのマス酒販売、毎年8月に行われる八王子祭りでは、店頭で冷やし甘酒を販売するなど、今も地域と二人三脚で歩み続けています。
この地で地下水を汲み上げることができ、その水は硬水と軟水のちょうど境目。
当時、大吟醸の米を研ぐ際は、研ぎ時間を10秒多くするか少なくするかをストップウォッチで測りながら行い、夢中で酒を作っていました。
しかしこの地も都市化が進み、仕込み水として使っていた地下水の水質が落ちてしまいます。
八王子での酒造りは断念せざるを得ませんでしたが、同じ秩父系の軟水を使える蔵にて、これまでと変わらない味を維持し続けています。
現在は、蔵の一部を残し、事務所兼店舗としています。
店舗に来るお客さんと丁寧に会話を交わしながら接客をする傍ら、ラベル貼りやインターネット注文の出荷作業なども行なっています。
戦後間もない頃、砂糖が貴重だった時代は、酒も甘いものが好まれていました。時代背景によって、嗜好は変わります。ここ10~15年ほどは、含み感の香りを楽しむ方が増えているようです。
そうした流行りや、人々の酒の楽しみ方を的確に捉えながら、30年ほど前から地元産の米を使った純米酒「八王子城」も手掛けるなど、地元にこだわった酒造りを行っています。
施設名 | 小澤酒造場(桑乃都) |
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住所 | 〒192-0055 東京都八王子市八木町2-15 |
TEL | 042-624-1201 |
営業時間 | 8:00~17:00 火曜日・木曜日10:00~ |
定休日 | 土曜、日曜 |
アクセス | JR西八王子駅から徒歩約15分、中央道・八王子ICから約15分 |