「自然豊かな、あきる野の地下水で仕込んだ酒を飲んでみたい」
「手作りにこだわった上品な味わいが好き」
「口にするだけでなく、歴史も学びたい」
清酒 千代鶴・高尾山醸造元「中村酒造場」は、鮎釣りが盛んな清流秋川の流域の滝山街道沿いにあります。趣のある建物が、歴史の深みを感じさせる佇まいを見せています。
敷地内には土蔵造りの資料館が併設されており、中に1歩足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたように感じられ、酒蔵の歴史の重さを感じられますよ。
酒造場のルーツとなる中村家は、慶長以前よりこの地に住み、文化元年(1804年)に酒造業を興しました。200年以上の歴史を誇っています。
酒蔵が建つのは、清流・秋川の流域。仕込み水には秩父古生層によって磨かれた清洌な水を地下170mから汲み上げて使用しています。この仕込み水が、上品な香りと味わいの土台となります。
大吟醸酒などの高級酒は、「和釜」と「甑(こしき)」を用いて蒸します。連続蒸米機の機能も生かし、製麹には麹蓋を使うなど、昔ながらの手づくりの要素を今も残し、丁寧に酒を醸しています。
通常、酒の仕込みは三段階で行うことが多いのですが、もう一段多い「四段仕込み」を用いています。このことで、淡麗でありながらも米のうまみがしっかりと残る味わいになっています。
代表銘柄の「千代鶴」は、秋川流域に鶴が飛来したことにちなんで、縁起の良い名前を冠しました。お土産品やご贈答など、幅広い用途で購入されることも多く、地域の皆さんに愛され続けています。
そうした歴史の一端が垣間見えるのが、酒造り資料館です。
こちらでは200年以上の歴史の中で用いられてきた、伝統の酒造り用具や資料を見ることができ、中村酒造場の丁寧な仕事ぶりなどに接することができます。
元々この建物は土蔵造りの2階建てで、明治17年に酒造用具蔵として建築されたものです。資料館としてオープンするにあたり、当時の趣を失わないように約2年の歳月をかけて復元されました。
施設名 | 中村酒造場(千代鶴・高尾山) |
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住所 | 〒197-0826 東京都あきる野市牛沼63 |
TEL | 042-558-0516 |
営業時間 | 酒造場=9:00~17:00 酒造り資料館=12:00~17:00(試飲及び販売コーナーを併設) ※少人数の見学時は予約不要 |
定休日 | 酒造場=土曜、日曜、祝日、年末年始 酒造り資料館=年末年始のみ |
公式サイト | https://www.chiyotsuru.jp/ |
アクセス | JR秋川駅から徒歩約11分、圏央道・あきる野ICから約2分 |
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。