癒しと季節を楽しむ、東京西エリア 青梅線・五日市線の旅

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秋cafe特集

秋cafe特集
2018/09/20

食欲の秋、読書の秋…。さまざまな角度から秋を楽しませてくれる、駅からほど近いカフェをご紹介します。 ちょっとだけ日常を忘れて、一息ついてみませんか。

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青梅 Ome

店主は日替わり、ツリーハウスもあるレンタルカフェ

 日によって店主が替わるカフェころん。オーナーの久保田哲さんが「多くの人が自営業に挑戦できるように」とオープンしました。

 久保田さんは8年ほど前から「ちゃんちき堂」の屋号で、リヤカーを引いて青梅周辺を歩きシフォンケーキを販売。一昨年のある日、「青梅の商店街で引き売りしていたとき、端から端まで歩いて誰にも会わなかったんです。まちに人がいない。過疎化を実感しました」と振り返ります。

 まちに人を取り戻すために必要なのは、魅力的な店が増え、人が集まるようになること。そして地元で働く選択肢を増やすこと。そんなことを考えていた時に出合ったのが青梅駅からほど近い場所にあった、のちにカフェころんとなる廃屋でした。

カフェ奥の中庭にある手作りのツリーハウス

 「いきなり自営業を始めるのは初期投資もかかりハードルが高い。トライアルの場としてのレンタルカフェを作ろう」とクラウドファンディングで資金の一部を集め、仲間とともに全面改修して、2014年9月にオープンしました。これまでに3組が自営業を立ち上げ独立されているそうです。

 現在は10組ほどがレンタルし、日替わりで店を開いています。そのうちのひとつ、木曜日が定期営業日の「のんびりPAKA」はカフェころんオープン当初からのレギュラーメンバー。店主の平野麻紀さん特製の漬け卵黄を乗せた「ジンジャー鶏飯」(900円)は不動の人気メニューです。久保田さんのシフォンケーキの材料でもある青梅市内のかわなべ鶏卵農場の卵を使った、野菜をたっぷり食べられる一品です。

 カフェの奥にある中庭から螺旋階段を上ると、カフェオープンの翌年にクラウドファンディングで資金を募り、手作りしたツリーハウスやレンタルスペース「おうめシネマ」もあります。

毎週木曜にカフェころんでオープンする「のんびりPAKA」のジンジャー鶏飯(900円)

日替わりカフェ「Cafe Angel Bonita」のパスタランチ

同じく「Cafe Angel Bonita」のパスタランチ。開店する日によってメニューは異なる

日替わりカフェ「トナカイ食堂」のデリサンドイッチ

ちゃんちき堂のシフォンケーキはカフェころんの店内でも販売されている

  • カフェころんの奥にある「おうめシネマ」では、上映会やイベントを随時開催

  • カフェころんオーナーの久保田さんは、リアカーでシフォンケーキを売り歩く「ちゃんちき堂の哲さん」として近隣で有名

オーナー 久保田 哲さん
「カフェの中庭にあるツリーハウスをぜひ見に来てください」

Cafe ころん

JR青梅駅から徒歩5分 11:00〜18:00 月2〜3回不定休

☎070-2185-0092
詳しくはWEBで
Cafeころん: http://www.chanchikido.jp/coron/
青梅シネマ: http://www.omecinema.tokyo/

羽村 Hamura

ゆっくり時間が流れる喫茶店で、本に出合う

 「本のある空間が好き」という店主の羽村幸子さんが2015年にオープンした古本喫茶です。本を読むことはもちろん好きだけれど、「本があるところが落ちつく」のだそうです。

 店内には、きれいに整えられた古本をはじめ、新刊も並んでいます。カフェを利用すれば、古本ならどれでも席に持っていってOK。ゆっくりと読むことができます。「書店だけの利用でも、喫茶だけの利用でも、もちろん両方でもいいですよ」と羽村さん。

店の奥がカフェスペースの落ち着いた空間で本を楽しめる

店主の羽村幸子さん

 喫茶メニューのオーガニックコーヒー(450円)は羽村さん自身がブレンドしたもの。飲み物と一緒に味わえる、国産小麦ときび砂糖、粗塩などで作った塩ちんすこう(2個100円)、ホロホロクッキー(150円)なども人気。「ビールを飲みながら本を読むのが好き」という店主おすすめのハートランドビール(700円、つまみ付き800円)もあります。

 「本と人をつなぐだけでなく、本を媒介に人と人がつながる場に」と、朗読会や読書会など本にまつわるイベントを定期的に開催しています。

  • 読書のおともに。オーガニックコーヒー(450円)と塩ちんすこう(100円)

  • ハートランドビール(700円、つまみ付き800円)

隔月で開催されている朗読会「はみだし夜話」

店主 羽村幸子さん
「本の買い取りもしています。特に郷土本は大歓迎です」

まいまいず文庫

JR羽村駅東口から徒歩2分
平日15:00~21:00、土日祝12:00~19:00(臨時休業あり、事前の問い合わせがおすすめ)火曜定休

☎042-849-1058

中神 Nakagami

手作りサンドイッチが人気のブックカフェ

 「豊かな心と健やかな身体を作る」がコンセプトのブックカフェです。
 前身は、勝澤光店主の父が1976年にオープンした「かつざわ書店」。2013年から本を自由に読むことができるブックカフェに生まれ変わりました。

 店名は「桑畑」の意味。店のある昭島市はかつて養蚕が盛んで、桑畑が多かったのだそう。勝澤さんは「桑畑は、上質な素材であるシルクを生み出す源。このカフェに来て良い時間を過ごしていただき、上質なものを生み出してもらえたら」との想いを込めたといいます。

木が基調のアンティークな雰囲気の店内。10時以降は特に女性客で賑わう

代表の勝澤 光さん

 カフェメニューでは、本を読みながら片手でも食べられるサンドイッチが評判に。ランチタイム(11時~14時)は、季節のスープやドリンクも付いたおまかせサンドイッチのランチ(1080円)や、自家製ミートソースとチーズをこんがりと焼き上げたチキンドリア(1200円、ドリンク・サラダ付き)が人気です。

 利用客の7~8割は女性ですが、駅前という場所柄かパソコンを持ち込んで仕事をしていく男性客もいるそうです。店内はフリーWi-fi完備なのもうれしいところ。ゆっくりしていく時間のない人のために、カフェ入り口の裏側にサンドイッチなどをテイクアウトできる窓口もあります。

 また、月1回開催している朗読会や、定期的に開講している英会話教室など、店内ではさまざまなイベントを随時開催しています。

  • 手作りサンドイッチと季節のスープ、ドリンクがセットになった「おまかせサンドイッチのランチ」(1,080円)

  • 店の裏側にはテイクアウト専用の窓口がある

毎月1回朗読会を開くなど店内でさまざまなイベントを開催

代表 勝澤光さん
「カフェ入り口の裏にはテイクアウト専用の窓口もありますよ」

Book & Cafe マルベリーフィールド

中神駅北口から徒歩1分 平日7:00~19:00(L.O.18:30)、土日祝日8:30~18:30(L.O.18:00) 不定休

☎042-544-3746

このページの情報は特に記載のない限り2018年9月現在のものです。●料金、営業時間、定休日などは変更になる場合がありますので事前にご確認ください。●交通機関・徒歩などの所要時間は目安です。●掲載の写真・マップ・イラスト等はすべてイメージです。●イベントは内容・期間などが変更される場合がありますので事前にご確認ください。