座敷とテーブル、合計28席のこぢんまりとした店内。温かみがあり居心地の良い空間です。
地元の人から長く愛されている名店「佐五兵衛」は、ほうとうだけで23種類以上の品数をそろえています。
中でも濃厚な出汁とたっぷりの野菜、野趣あふれる旨みの猪豚を味わえる「五日市ほうとう」は噂を聞きつけた観光客をはじめ、地元の人からもリピーターの多い一品です。
調理場に立つ店主の北林さん。旬の食材を使ったシーズン限定のほうとうも人気だそう。
味の決め手となる出汁は、鰹節、鯖節、宗田節、煮干しをじっくり煮出したもの。ゴボウ、里芋、カボチャ、ネギ、タマネギ、キノコなどたっぷりの野菜を盛り込み、味噌味に仕上げています。具材をプラスした「海藻入り五日市ほうとう」(1188円)、「木の子入り五日市ほうとう」(1200円)などもあるほか、猪豚の入らない「野菜ほうとう」(810円)、「豆腐ほうとう」(864円)などもありバリエーション豊富です。
野趣あふれる猪豚を入れた「五日市ほうとう」(1134円)。魚介出汁と味噌で仕立てた濃厚な味わいのとりこになる人多数。
旬の食材で作る「季節のアイスクリーム」(230円)。冬はラフランスのワイン煮、酒粕などを使う予定。
また、旬の食材を使いすべて手作りしている、季節のアイスクリームも人気メニューの一つ。冬期は、黒ゴマやラフランスのワイン煮、酒粕などを使ったアイスクリームが登場する予定です。
隣接する別棟には、すべて個室で予約制の懐石料理店、割烹佐五兵衛もあります。板前のおまかせコースで旬の味をふんだんに楽しめます。
店主 北林 豊明さん
「店を切り盛りするようになり28年。長くお客さんに愛される店を目指しています」
●JR武蔵五日市駅から徒歩約25分。または武蔵五日市駅から檜原方面もしくは上養沢行きバス「西小中野」バス停下車すぐ。 11:30〜19:30(売り切れ次第終了) 月曜定休(月曜祝日の場合は翌火曜休)
☎042-596-0445
https://www.sagohei.jp/
鳩ノ巣渓谷の入り口、鳩ノ巣駅からほど近く青梅街道沿いにある「鳩の巣釜めし」。1979年の開店以来、奥多摩産のしめじや山菜など地元の食材をできる限り使い、地域に根ざして切り盛りしています。
開店以来の看板メニューは、地元産のしめじを炊き込んだ「きのこ釜めし」のセット。醤油仕立てのきのこ釜めしに水炊き、漬物、さしみこんにゃく、野菜の天婦羅、手作りの甘味が付いたボリューム満点の一品。そのほか奥多摩産の山菜と一緒に炊き込んだ釜めしをいただく「山菜釜めしセット」(1500円)も人気です。
店主が趣味で撮りためた写真が飾られている店内。奥多摩の自然美を堪能できます。
釜めしセットに付く天婦羅を揚げる店主の岡部さん。からりと揚がった季節の野菜は絶品。
看板メニュー「きのこ釜めしセット」(1500円)。奥多摩産しめじと一緒に炊き込んだ醤油味の釜めしが定番の人気です。
「奥多摩やまめ刺身」(780円)。サーモンのような味わいで、子どもからも人気です。
観光客から特に人気なのは「奥多摩やまめ刺身」。奥多摩やまめは「奥多摩の新名産に」と刺身でも食べられる川魚として開発されたもので、サーモンのような味わいです。奥多摩やまめの燻製(780円)、塩焼(720円)、やまめ刺身定食(1300円)などもおすすめです。
使用している米は新潟県の農家と直接契約し、魚沼産コシヒカリを玄米で仕入れたもの。自家精米して炊き上げたごはんはもっちりとした食感で、釜めしの魅力を引き立てています。
店主 岡部 正樹さん
「米は魚沼コシヒカリを玄米で仕入れ自家精米しています。ぜひ味わってください」
蕎麦目当てに遠方から訪れる客も多い「手打蕎麦ごろう」。使用している蕎麦粉は、時期に合わせて一番良い有機無農薬の蕎麦を全国各地から取り寄せ、丁寧に石うすで挽いたもの。つゆは化学調味料を一切使わず、鹿児島県枕崎の本枯本節と利尻産昆布を使い、1カ月かけて作っています。
ゆでたての香り高い蕎麦は、せいろで味わうのがおすすめ。地元の野菜をふんだんに使った季節の天婦羅盛合せと合わせていただく、いわゆる「天せいろ」の注文が一番多いそうです。
大きな窓からは多摩川を一望できます。冬ならではの雪景色は息をのむ美しさです。
そのほか店主が趣向を凝らして作る、季節ごとの創作蕎麦も人気。冬期は「トウキョウXと青梅キノコの蕎麦」、「奥多摩茎ワサビのぶっかけ蕎麦」(1370円)などがメニューに並びます。
また御岳渓谷沿いという立地で、大きく取られた窓から多摩川を一望できるのも魅力。季節ごとに移ろいゆく絶景はほかでは味わえないご馳走です。
店主自ら厨房に立ち腕を振るいます。季節を感じられるよう、地元産の旬の食材を使っています。
季節限定メニューの「トウキョウXと青梅キノコの蕎麦」(1370円)。
「季節の天婦羅盛合せ」(620円)と「せいろ」(720円)が一番人気の組み合わせ。
店主 太田 和彦さん
「旬の食材を使った創作蕎麦や冬限定のメニューも用意しています」
このページの情報は特に記載のない限り2018年11月現在のものです。●料金、営業時間、定休日などは変更になる場合がありますので事前にご確認ください。●交通機関・徒歩などの所要時間は目安です。●掲載の写真・マップ・イラスト等はすべてイメージです。●イベントは内容・期間などが変更される場合がありますので事前にご確認ください。