東村山駅から徒歩7分。府中街道沿い天王森不動尊の隣にある古民家を改築して造られた、文化複合施設の「百才(ももとせ)」があります。そして、その敷地内に飲食店・菓子製造許可付きキッチンを有するシェアスペース「木づつみのえん」があり、複数の店舗営業やワークショップなどを行っています。
今回ご紹介する「陽だまりベーカリー Chikko(ちっこ)」も同様に、この場所で月に3~4回ほど営業を行なっています。
店頭には、常時8~9種類のパンが並びます。すべてこの場所で朝から焼き上げ、仕上げたメニューばかり。
季節の旬やバラエティ感を楽しんでいただきたいという想いから、定番は「陽だまりブレッド」と「くるみ大納言」の2種類に抑えています。
今日しか買えないパンも多く、その出会いは一期一会。気になったら迷わず購入するのがオススメです。
パン作りから販売まで、すべて1人でこなす佐藤志津子さんは、東村山市に住んで23年。
元々パンが大好きだったこともあり、結婚後からパン教室に通い学び始めます。出産でお休みすることもありましたが、通い続けることで高い技術を習得することができました。
その後、約9年間スーパーの店内ベーカリーに勤めパン作りに没頭し、業務のほぼ全般を任されるまでになりました。
時には体調を崩したり、家族の介護をする時期もありましたが、お子さん達が自立し手が離れていった頃「何か人の為にできることはないか」と模索するようになりました。そんな時に偶然参加した地域再生セミナーで、人の輪が広がり「百才」と出会ったそうです。
ずっとパンに興味を持ち続けていましたが、それを売る場所やキッチンがないと諦めていた佐藤さん。この場所との出会いで『今の自分の力でできること』を叶えることができました。
2020年2月に初めて「陽だまりベーカリー Chikko」を出店し、コロナの影響で休業を余儀なくされる時期もありましたが、今日まで無理のないペースで営業を続けています。
今では、オープン時間前からお客さんが並んでくれる程の人気店に。
国産小麦を使用し、風味豊かにもっちりと焼きあげるパン。野菜や果物もできる限り地元の食材を選ぶようにしています。
「くるみ大納言」は、甘さ控えめの大納言にクルミをたっぷりトッピング。「食は五感で楽しむ」と、言われるように、見た目からもその美味しさが伝わってきます。
発酵バターを使用した「陽だまりブレッド」は、コクや風味がひと味違うリッチな味わい。
何もつけずそのままでも美味しくいただけます。
こちらは、土日祝日の限定メニュー「ノア・レザン」。
くるみと相性の良い2種類のレーズンをブレンドすることにより果実感が倍増。口いっぱいに芳醇な味わいが広がります。
朝は6:00にはシェアキッチンに入り、パンを焼き、開店の準備をする佐藤さん。
さぞお疲れかと思いきや、イキイキとした笑顔で本当に楽しそうです。
「『他のお店にありそうでないプチ贅沢なパン』がコンセプトなんです。『陽だまり』の名のとおり、みんなが集まる暖かい場所になれたら嬉しいです」と、話してくれました。
広い庭にはテーブルやベンチも用意されていて、のんびり過ごすこともできます。
「百才」にまだ訪れたことのないという人も、地域の人達を繋ぐこの場所にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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「陽だまりベーカリー」https://www.instagram.com/chikko_hidamari/
施設名 | 陽だまりベーカリー Chikko |
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住所 | 東村山市久米川町4-46-1 (木づつみのえん)百才内 |
TEL | 042-306-0210 (木づつみのえん) |
営業時間 | 13:00~16:00 |
定休日 | 営業日は「陽だまりベーカリー」Instagram又は「木づつみのえん」HPをご確認ください。 |
公式サイト | https://daikokuya-home.com/ |
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。