イオンモール日の出にある「未来屋書店日の出店」は、緑豊かな西多摩にある書店として、独自のアプローチを行い、人気を集めています。
同店は2023年3月にキャンプ用品を取り扱う1914年創業の老舗アウトドアブランド「ogawa」の直営店「ogawa GRAND lodge」を店内に誘致し、「自然と読書」をコンセプトとした全国でも例を見ない書店としてリニューアル。「ogawa GRAND lodge」以外にも、テントやキャンプ用品などを展示するスペースがあり、このスペースでイスに座って本の試し読みができたり、テント内では、毎月恒例で「えほん読みきかせ会」や「読書会」などのイベントを開催しています。
「未来屋書店」は全国展開していますが、店内にテントを設置し、こうした体験ができるのは、「おそらく日の出店だけ」とのこと。アウトドア書籍の品揃えにもこだわっていて、アウトドアの棚には、キャンプや山などに関するアウトドアの書籍だけではなく、『ゆるキャン△』(芳文社)や『山と食欲と私』(新潮社)などのコミックや、「ogawa GRAND lodge」のスタッフさんが選書した「キャンプにおすすめの本」などを選書として展示。アウトドア関連書籍だけでも未来屋書店の中でも一番の品揃え、約1500冊以上取り揃えています。
今回、さらに「自然と読書」を表現するために内装などをリニューアル。店内に多摩産材で作られた丸太イスやベンチ、テーブルを設置したりすることで、より西多摩の自然を感じられる店内へとパワーアップ。さらに、店内後方のスペースには高さ約3メートルの人工樹木も設置し、より視覚的に「自然と読書」を感じさせる店舗となり、2024年4月27日(土)にリニューアルオープンします。
「ogawa GRAND lodge」も、「サスティナブルなアウトドアライフ」を提唱し、メーカー廃番品・サンプル品・修理整備品・パッケージ破損品など、製品の質を損なわず使用上問題なく使用できる商品をリーズナブルな価格で販売する国内初の「ogawa GRAND lodge OUTLET」へと生まれ変わります。
「未来屋書店」と「ogawaGRAND lodge」のコラボイベントを行っています。2023年1月には「真夜中の本屋さんお泊りツアー」を開催。このイベントは、閉店後の本屋さんに宿泊して、一晩中好きなだけ本を読むことができ、宿泊コースは「テント宿泊コース」と「素泊まりコース」があり、「テント宿泊コース」は「ogawa」のテントに宿泊することができるコース。「素泊まりコース」は「ogawa」のイスやベッドをレンタルして一晩過ごすコース。こんな本屋さん、全国でも聞いたことがないですよね?
「未来屋書店」日の出店を担当する根本梨子さんは、「今年も開催したいと思います。2024年は年3回ほど開催して、未来屋書店日の出店の恒例イベントにしていきたいと思っています」と話します。
「ogawa」の担当者は、「当社は今年で110周年を迎えます。永くつづけていられるのも、ユーザー様があってこそだと感じております。ユーザー様の声や時代の変化に寄り添った「ものづくり」がわたしたちの原点です。「無駄の少ないサスティナブルで豊かなアウトドアライフ」を提供するため新たな試みとして『ogawa GRAND lodge OUTLET』をオープンいたします」と話します。
これって、ひょっとして書店や店舗のリニューアルというより、全国的にも珍しい観光スポットの誕生なのではないでしょうか? 新しい文化が生まれようとしているのはないでしょうか?
アウトドア好きの人はもちろん、新しい潮流が気になる人、この動きをチェックしにでかけてみるのもいいのではないでしょうか? 多摩地域の人も、地元西多摩地域の人も、お早目に覗いてみてください。
こんなアプローチが西多摩地域からはじまるのってうれしいですね。
※4月28日には店内で木製の椅子を作るワークショップ「どうぞのいすづくり」も開催されます。このイベントの詳細情報はこちらから。
施設名 | イオンモール日の出 「未来屋書店日の出店」 |
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住所 | 東京都西多摩郡日の出町大字平井字三吉野桜木237番3 イオンモール日の出2F |
TEL | 042-597-6255 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
公式サイト | http://www.miraiyashoten.co.jp/ |
アクセス | 圏央道「日の出インター」西へ500m |
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。