「お菓子Laboふたりしまい」はその名の通り二人姉妹の店主が、自宅を改装して開いた小さなパティスリーです。
武蔵村山市三ツ藤。新青梅街道と野山北自転車道が交わる交差点からほど近い、閑静な住宅街の中。
看板を目印に進んでいくと、ウッドデッキのテラスがあり、そこが入り口になっています。
近隣には保育園や児童館、子供達が集まる空き地があり、周辺地域の憩いのスポットになっているようです。
お菓子の製造をメインで担当するは姉の峯岸里幸さん。製造補助と接客は、妹の関川三枝さんが担当します。『お菓子Laboふたりしまい』は、今から15年前に、お隣の東大和市で開業。その後、より子育てと仕事を両立しやすい環境を選び、平成28年に現在の場所に移転しました。
子供時代からキッチンに立つのが好きだったという、姉の里幸さんは、いつも家族のために何か作っていたそう。
特にお菓子やパン作りが好きだったことから、洋菓子店に就職。
また独立の前には、フランスのパティスリーに直接手紙を送り、就労ビザを取得して渡仏。ブルターニュ地方のお店での修業も経験しました。
「フランスから帰ったら、いつかお店を開こうね」。里幸さんがフランスに発つ空港での別れ際に、約束を交わしました。
また、子供の頃からお姉さんつくるお菓子が大好きで、いつも「美味しい!美味しい!」と食べていたという、妹の三枝さんも、時期を同じくして、都内のカフェで勉強をしていたそうです。
ここはそんな姉妹の夢がいっぱい詰まったパティスリーなのです。
『和栗のモンブラン』(540円税込)
優しい甘さの特製栗ペーストが、ドレスを纏ったように絞られていて、その見た目も可愛らしいモンブラン。
中心に丸めた栗あんが入っているのが特徴で、これがとっても滑らかな食感。栗の味わいをしっかりと感じられます。
その周りにはコクのある無糖の生クリーム、また土台には薄くスポンジ生地が敷かれ、さらにその下にあるメレンゲのサクサク感を引き立てています。
心地よい軽さと、味わい栗の風味が、交互にやってきて、次々と口へ運びたくなってしまいます。
また、ほくほくの栗を存分に味わえる、こちらの『栗ほっくり』(400円税込)にも注目です。
しっとりとした栗が、ゴロゴロと入っている贅沢なパイは、栗好きにはたまりません。
大きな口で頬張ると、パイのサクサク感と栗の優しい甘さと、栗あん入りのクレームダマンド(アーモンド風味の生地)の甘みがバランスよく感じられ、なんとも言えない満足感です。
地産地消にも心がけ、手に入るときは、武蔵村山産の栗を使うこともあるそうです。
子供時代から、家族の健康に気を使い、お菓子の材料の配合や素材をアレンジしていたという、里幸さん。
国産の小麦粉や甜菜糖を主材料に、素朴で体に優しいスイーツ作りを心がけているそうです。
秋深まるこの季節、「お菓子Laboふたりしまい」のほっこりスイーツに癒されてみませんか。
最新情報などを発信するInstagramもぜひご覧ください。
こちら▶︎@futarishimai.dps
施設名 | お菓子Laboふたりしまい |
---|---|
住所 | 東京都武蔵村山市三ツ藤3-34-9 |
TEL | 042-520-6976 |
営業時間 | 火〜金曜日 12:30~17:30 土曜日 12:00~17:30 |
定休日 | 日曜日・月曜日・祝日 *現在喫茶は休業中 |
料金 | *価格は材料や大きさによって変動することがあります。 |