かつて立川に数多く立ち並んでいた「米軍ハウス」には、芸術家を志す多くの若者が住むようになりました。そんな彼らの夢を「応援してあげたい」と33年前、石田産業社長の石田隆一さんが倉庫をアトリエとして安価で貸し出したのが石田倉庫の始まりです。
村上隆さん、中村政人さんなど著名なアーティストも、ここを利用し、世界へ羽ばたいていきました。
現在、23人の作家が工房を構えます。年に1度、アトリエを一般公開するイベント「石田倉庫のアートな2日間」には5000人に近い人が訪れ、立川の文化を楽しみます。
アーティストのアトリエが集まる石田倉庫の一画
アーティストが作品制作に没頭するアトリエの様子
アーティストたちのアトリエが開放される「アートな2日間」
イベントでは趣向を凝らしたフード類も人気
毎年、テーマを変えた様々な企画も
普段見られない作家のアトリエで、気軽にアートに触れられる
今年で13回目となるオープンアトリエ。各作家の展示、グッズ販売、ワークショップ、ライブ、パフォーマンスの他、飲食ブースも立ち並びます。
11月19日(土)20日(日)10:00~17:00 入場無料
「アートと人、人と人をつなぐ場」として、今年も趣向を凝らします。こだわりの飲食ブースは、関田さんがコーディネート。
代表・関田孝将さん(左) 副代表・茂井健司さん(右)
ファーレ立川は、1994年に立川駅北口の米軍基地跡地に誕生した5・9ヘクタールの近代的なオフィス街。
世界でも稀な「アート作品を取り入れた街づくり」が計画され、アートディレクター・北川フラムさんの監修で、36か国92人の作家による109点の作品が設置されました。
ベンチや車止め、街灯や散水栓など、街の景観に溶け込んだ作品に出会える、驚きと発見のエリアです。
子どもたちも目を輝かせる、存在感ある作品
街の景観に、すっかり溶け込んだ作品
ファーレ立川アートに魅了された有志により、1997年に設立されたファーレ倶楽部。現在の会員数は41人。19年間で22,000人を超える人たちをガイドしてきました。
時間やエリアなど希望に合わせて、ガイドをしてくれます。☎042-386- 4877(ファーレ倶楽部事務局)
「オープン記念ツアー」10月13日(木)
ファーレ倶楽部の案内で、全作品をまわる3時間の無料ツアーを開催。普段見ることのできない作品も巡ります。
「アートマーケット」10月15日(土)16日(日)
様々なクラフト作家が出店販売。ファーレ立川に作品がある袴田京太郎さんのインスタレーションなども予定。
様々なアニメの作品背景として登場する立川は、ファンの間で聖地巡礼の舞台として人気が高まり続けています。
中でも、ライトノベルでシリーズ累計一千万部売れた作品「とある魔術の禁書目録」「とある科学の超電磁砲」のアニメ版が火をつけました。
観光協会では、オリジナルの描き下ろしイラストを使い「とある自治体の地域振興」を展開。訪れたファンは市内のお店の方との交流を楽しむなど、“立川ファン”が増加中です。
劇場版とある魔術の禁書目録
(c)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE
とある科学の超電磁砲S
(c)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN S
キャラクターデザインが入った自動販売機を市内12箇所に設置。
限定飲料を求め多くのファンが訪れる
観光協会事務所に展示されている「とある自治体の地域振興」で展開するグッズ類
ファンへの感謝を込めて秋のイベント「たちかわ楽市」に出店。昨年は声優さんをゲストに招き、1,000人以上のファンで賑わいました。今年の開催概要は立川観光協会HPで。
11月5日(土)6日(日) 会場:国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン
「人のためになる仕事をしたい」と都内の会社から観光協会へ転職。「アニメの魅力は奥深いですよ」
立川観光協会 高橋佑弥さん
立川や周辺で活動しているアーティストやイベント情報を紹介しているサイトです。立川アートの“今”を知ることができます。
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