標高約1000mほどの山々に囲まれる奥多摩湖には、秋の訪れがいち早くやってきます。澄んだ青い湖面と、紅葉が色づく山々とのコントラストが楽しめます。バス以外にも、JR奥多摩駅近くから奥多摩湖まで続く全長約9.4kmの「奥多摩むかし道」を、レンタサイクルやハイキングを楽しみながら歩いていくのもお勧めです。

　ケーブルカーからの風景や、参道からの風景、岩間を流れる清流が美しいロックガーデンなど、色づく秋を堪能できるスポットが多数点在する御岳山。長尾平や、御岳山から尾根で続く日の出山頂からは180度のパノラマが楽しめ、秋の絶景が広がります。見晴らしの良い日には都内の高層建物も見えるかも。

　大手口コミサイトで、都内紅葉スポット上位にランキングする御岳山。標高は929mと、東京でもいち早く色づき始めるため毎年、早いシーズンから紅葉狩りを楽しみにする登山客で賑わいます。ケーブルカーで山頂近くまで行けるため、早朝から日暮れまでゆっくりと過ごすことができます。

　JR奥多摩駅の1つ手前、JR白丸駅から徒歩約7分程度下っていくと現れる白丸湖。エメラルドグリーンの湖面を深い木々が囲み、四季折々美しい景観が楽しめますが、色づく木々とのコントラストが最も楽しめる秋は、一押しの季節。思わずため息こぼれる絶景が広がります。

　湖畔ではサップやカヤックなどのリバーアクティビティも楽しめ、美しい秋の渓谷美を身体いっぱいで味わいこともできます。

　JR御嶽駅を降り徒歩約2分程度下りていくと、清流の音が聞こえ始め、目の前に美しい御岳渓谷が広がります。ラフティングなどリバーアクティビティのメッカでもあり、川を疾走しながら青梅の紅葉を堪能することも。

　11月9日（土）～24日（日）の期間の夜限定で、紅葉やいちょうの木々やJR御嶽駅がライトアップされ、渓谷は幻想的な景色に包まれます。

　青梅の里山風景が楽しめる吉野梅郷周辺エリア。奥多摩まで続く山々を一望し、その間を縫うようにゆっくりと流れる多摩川を、色づいた木々が囲みます。

　神代橋から見下ろす景色がお勧め。近隣には見晴らしの良い梅の公園や、歴史ある神社仏閣なども点在し、ゆっくりとした散策が楽しめます。

　JR武蔵五日市駅周辺の秋川渓谷には、川沿いを歩ける道や、渓谷美を楽しめる橋など、清流と紅葉のコントラストが楽しめる美しいスポットが数多く点在。

　中でもお勧めなのが、JR武蔵五日市駅から徒歩約30分で行ける古刹「広徳寺」。茅葺の山門そばに2本の大イチョウがそびえ、11月中旬～下旬にかけて黄葉します。葉が落ちると、辺り一面が黄金色のじゅうたんを敷き詰めたような美しい景観が楽しめ、カメラを手にした観光客が毎年、多く訪れます。

　秋川渓谷の上流にある里山の暮らしが息づく乙津エリア。その山間にひっそりと佇む古刹「龍殊院」は、昔話に出てきそうな美しい山寺。秋になると境内に植えられた木々が順々と色づき、真っ赤に色づいた紅葉が楽しめます。

　近くには温泉総選挙「うる肌部門」で2年連続で全国第3位に選ばれた名湯「秋川渓谷 瀬音の湯」があり、お土産品売り場なども併設しています。

　JR昭島駅北口には、ショッピングセンターや映画館、テニス場、ゴルフ場などが点在し、その奥にあるホテル「フォレスト・イン 昭和館」の裏手に広がる約2万坪の広大な森「昭和の森」は、秋になると一気に木々が色づき美しい景観が楽しめます。

　ホテルを通り抜けて森の中を自由に散策ができるほか、ホテル内の地上10階（最上階）のラウンジの大きな窓からは、昭和の森の秋の景色を一望でき、ちょっと大人な秋の時間を堪能することができます。

　園内全体での広さは180ヘクタールに及び、現在約95％の169.4ヘクタールが一般に開園されている国営昭和記念公園。国際的にも有数の大規模な公園内は、様々な木々や花々が植えられ、四季折々美しい姿を見せます。

　紅葉シーズンになれば200m続くいちょう並木や、木々に囲まれた湖畔、日本庭園など数多くの紅葉スポットも点在。シーズンになると広大な敷地が一斉に色づき、国内外から多くの観光客が訪れます。