癒しと季節を楽しむ、東京西エリア 青梅線・五日市線の旅

  • 中央線イラスト

沿線の守り人Part 1

沿線の守り人
2022/03/23

青梅線・五日市線沿線の暮らし、自然、文化——。昔から続く今を守り、未来へつなぐ人の物語。

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レールがつなぐ守り人が守るものに会う旅

世界共通の課題となっている持続可能な開発目標「SDGs」。SDGsは「国や企業が取り組むこと」とイメージするかもしれませんが、大切なのは私たちの意識と行動です。ひとりひとりの一歩は小さな一歩かもしれません。

しかし、ここで紹介する7人の物語に触れることで、暮らしを見つめ直すきっかけになれば。その一歩は、SDGsの実現に向けた大きな一歩になるはずです。さあ、会う旅へ出かけましょう。青梅線・五日市線沿線の守り人と、守り人が守るものに。

  • 奥多摩 Oku-Tama
里山の暮らしを守る

嶋田 俊平さん株式会社さとゆめ | 沿線まるごと株式会社 代表取締役社長「ふるさとの夢をかたちに」をコンセプトに地方創生のコンサルティングなどに従事。年間約30地域のまちづくりに携わる。

何もないのではなく、何でもある。沿線地域の可能性と魅力を伝えたい。

 「私たちが守っているのではなく、村の方が率先して新しい里山の在り方に挑戦しているのです」。今、人口約700人の小菅村で先進的な事業が数多く生まれています。立役者のひとりが、2014年から小菅村に関わる嶋田俊平さんです。「700人の村がひとつのホテルに。」をコンセプトに据え、村全体で里山の豊かな暮らしをPRした「NIPPONIA 小菅 源流の村」。減少する人口を逆手に取ったプロジェクトは全国から注目を集めました。

  • 奥多摩 Oku-Tama
奥多摩の食を守る

デイビッド・ヒュームさんわさび農家オーストラリアでジャーナリストとして活動。1980年に海外特派員として来日し、2016年から奥多摩わさびの栽培を続ける。

移住のきっかけになった美しいわさび田。奥多摩の人のために復興したい。

 奥多摩の名産品として江戸時代から栽培されている「奥多摩わさび」。わさび農家の高齢化に加え、2019年の台風被害により、わさび田の存続が危ぶまれています。そこに立ち上がったのがデイビッドさん。台風被害を機にわさび田の栽培をやめる人が多く、「このままでは奥多摩わさびがなくなってしまうと危機感を覚えました。現在は栽培を止めてしまった人の田を引き継いで、4つのわさび田を管理しています」

  • 日向和田 Hinatawada
青梅の梅を守る

鈴木 宗さん株式会社紅梅苑 代表取締役JR日向和田駅から青梅吉野梅郷へ続く道にある和菓子店「紅梅苑」の代表。NPO法人を立ち上げ梅の再生作業に取り組む。

実を結び始めた梅の再生。また青梅吉野梅郷を楽しんでもらいたい。

 青梅吉野梅郷はかつて約2万5千本の梅が咲き、梅の名所ランキングで日本一にも輝いた日本有数の観梅スポットでした。しかし、2009年に国内初となる植物病が見つかり、市内の約3万本の梅の伐採を余儀なくされました。鈴木さんは「梅の産業が成り立たなくなると危惧した」と言います。

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