世界のチーズや、その関連商品の輸入販売を扱うヒサダグループ。その直営店である「チーズ王国」と「フロマジュリーヒサダ」は、日本全国とフランス パリに23店舗を展開しています。
ヨーロッパを中心とした世界各地から選りすぐりのチーズを、本場の味のまま日本の食卓へ届けるために、輸送や管理についても様々な工夫がされています。
その本店「サロン・ド・テ チーズ王国」は立川市栄町にあります。
ガラス窓で囲まれたエントランスはパリのカフェのような趣で、吹き抜けの天井が開放的です。店内に一歩足を踏み入れると、まるでヨーロッパに居るかのように感じられます。
まずは入り口の正面にある、ショーケースにぎっしりと並べられた、大小様々なチーズは圧巻です。
円盤型やピラミッド型、筒型など様々な形があり、なかには30kgを超える大きさのチーズも!スーパーやデパートなどでは、あらかじめ手ごろな大きさにカットして販売されているので、ここでそれぞれのチーズの元のサイズを知って驚きました。
これだけの数の中からチーズを選ぶのは、ちょっと難しい!と思うかもしれません。
そんな時に頼りになるのが、チーズのプロフェッショナルであるスタッフたちです。親しみやすくアットホームな雰囲気で的確なアドバイスをしてくれます。
「こんなチーズが食べたい」。「このチーズはどんな味?」「チーズ好きの友人にプレゼントしたい」などの要望、質問や相談。
意外と知らないカットの仕方や、家庭での保存方法など。知っているとチーズを何倍も楽しむことができますよ。
またヨーロッパのマルシェさながら、「量り売り」がメインなので、必要な分をT.P.O.に応じてお好きな量で購入することができます。
チーズとお酒のペアリングも、こちらのスタッフに相談すると、自分では思い付かないような組み合わせや、これまでに味わったことのないチーズに巡り会えるかもしれません。
こちらはゴーダ。最もメジャーなオランダ産でも、そのほとんどが工場生産品だそう。しかしながらこちらで販売されているものは、全生産量のたった2%しか造られていない希少な「農家製」です。
「農家製」とは、牛を育てるところから始まり、搾乳したてのミルクで、製造から熟成までを一貫して行う昔ながらの製法を守って造られています。
そのため、濃厚なミルクの風味やクリーミーな甘さ、しっとりとした食感に仕上がるそうです。
そのゴーダの中でもドライトマトとオリーブが入ったこの商品は、これだけで立派なオードブル。ビールのお供にしたい一品です。
ほんのりとパイナップルのような甘さがあり、良い熟成によって現れるアミノ酸の旨味が特徴の、このパルミジャーノレッジャーノ。
フルーティーな日本酒との相性が良いので、年末年始の和食のシーンに彩りを添えてくれそうなチーズです。
また、白カビチーズに高品質の黒トリュフを贅沢にサンドした「モートリュフRothschild」はシャンパーニュや赤ワインにぴったりです。柔らかく熟成してくるタイミングで、赤ワインに合わせると、チーズのコクとトリュフの複雑な香りが重なって、さらにリッチな組み合わせになるそう。
世界各地で造られるチーズは、同じ名称でも現地の造り手や熟成士によって、全て味が異なるそうです。現地に直接赴き、選りすぐられたその一つ一つを、輸入後も日々五感を使って状態管理をするからこそ、現地の美味しさが味わえるのだそう。
また、食べ方の提案や、最後まで美味しく食べるための保存方法も、合わせて紹介してくれるのが専門店ならではですね。
現地の生産者と日本の食卓を繋ぐ役割を持つ「サロン・ド・テ チーズ王国」で、これまでに味わったことのないようなチーズを見つけてみてはいかがでしょうか。
施設名 | サロン・ド・テ チーズ王国 |
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住所 | 東京都立川市栄町4-16-1 |
TEL | 042-525-9800 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火曜日 |
公式サイト | https://www.cheese-oukoku.co.jp/ |
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。